こんばんは!亀田東校の青木です。
健康的に生きたいですね!!(無理!!)
さて、今日は僕のやっている研究的なことを紹介します。たまにはいいでしょ。
僕のテーマは、思考力の基本は「言い換え」「比べる」で構成されていることを前提として、思考力の基本を身につけてから各教科を勉強することで、自立して学習できる教育を実現することです。
普通の教育は『具体的な問題を解いていく詰め込み式型』でしょう。一部の人間は具体的な問題から共通点を見つけ出し、抽象と具体の世界を行き来する思考法を身につけ、あらゆる問題に対応できるようになります。しかし、普通の人は共通点など見つけられずに1問1問を覚えていくという無謀な勉強法を実戦していきます。
僕は、『「言い換え」「比べる」を身につけてから具体的な問題にあたっていく』というのが正しい方向性であると考えています。
よく使う例ですが、「エントロピー」という言葉があります。
具体的な問題をひたすら暗記してきた人は、エントロピーを「乱雑さ」と習い、それ以外言い換えることができない人になります。
しかし、一部の人間はエントロピーに他の言い換えがあることに気が付きます。「エネルギーとしては使えないもの」と言い換えられれば、「不可逆性を数値化したもの」の理解は進みます。式で見ると割り算を言い換えて「温度で規格化したもの」、「乱雑さ」から「状態数の増加」など言い換えができる人。僕よりうまい言い換えを持っている人もいるでしょう。
この両者では理解度に天地の差が生まれます。
前者の人は「エントロピー」に他の言い換えがあるという視点がないのでここで諦めてしまいます。
後者の人は他の分野でわからないことが出てきたときに、「きっと言葉に他の言い換えがあるんだろう」ということに気が付き、調べたり、自分の経験から言い換えを発見します。
勉強も同じです。思考力の基礎「言い換え」「比べる」ができない子は自分で学習を進めることができません。さらに、「あの人は頭いいから・・・」、「生まれつき頭がいいんだよね・・・」と住んでいる世界が違うとまで思ってしまうこともしばしば。
僕は教育次第で「言い換える」「比べる」に強い人になれると思っています。入試でも難しいといわれる問題は「言い換える」「比べる」について聞かれているだけです。
そしてこの根本的な考え方は「数学」でつけることができると考えています。一部だけ紹介。
これは僕が作成したものです。
一番左の列は数学の基本(言葉の言い換え)を表しています。
数学の言葉の言い換えができる子は、数学の応用、思考、英語の応用、思考、国語の応用、思考の問題ができるという相関がありました。
数学の言葉は色々な言い換えがあります。1つの言葉がたくさんの意味を持つということが多いです。この考えを発見するのにいい教科ですね!!
この結果から、「言い換え」がうまくできる子は「勉強ができる」と言い換えることができるかもしれません。
数学の指導法でこれを実践し、「何がわからないかがわからない」状態の原因をなくすことでみんな自立して勉強できる力を手にして幸せになってくれれば、僕も幸せです。
そんな未来を夢見て明日も頑張ります!!おやすみ!!