桜が開花しましたが、少し肌寒い日が続いていますね。
そんな桜を横目に、本日も春期講習を受講する為に、多くの生徒さん達が教室で学んでいます。
春期講習(季節講習)では、新学期から良いスタートができるように、前学期・全学年の復習から始めていますが、
指導をしていると、1学期には解けていた問題も時間の経過と共に、解き方を忘れたや勘違いをして覚えていた、ということが散見されます。
人間は忘れる生き物と言いますが、とある学者の説では「人間は覚えたことを1時間後に50%程度忘れ、さらに24時間後には記憶したことの約70%を忘れてしまい、1ヶ月後には記憶した内容はほとんどゼロに近い状態にまで下がってしまう」と説かれています。
これは、どんな人でも同じように忘れてしまうことを示していて、だから、忘れることを前提に、学習効率を高める必要があります。
だから、「勉強したことを忘れるのは当たり前」という意識を持てば、何度も繰り返して勉強し、記憶を定着させていくことも苦ではなくなります。
せっかく勉強をしたことを定着させるためには復習のタイミングが重要です。
一日経過すると70%のことを忘れてしまうということは、一度学習をした部分は24時間以内に復習することが大切です。
季節講習でも通常授業でも、その日に授業をした内容の宿題を出して、「必ず次の日までにはやってね」とお伝えするのはこれが理由です。
宿題をすぐにやるのは「大変だ」「面倒くさい」と思う生徒さんも少なくありませんが、宿題をすぐにやることは結果として、皆さんが少しでも楽に効率よく学習が進められる方法なのです。
前置きが長くなりましたが、新学期から始まる学校の授業は前学期(前学年)で学習をした内容とつながっています。
だからこそ、忘れてしまった・記憶が薄くなった単元を春休みの間にしっかり振り返ってみてください。(自分自信が少しでも楽ができる為に)
新学期に皆さんがよいスタートを切れることを応援しています!