こんにちは、個別指導Wam西取石校です。
3月17日に大阪府立高校一般選抜の合格発表がありました。塾生の全員が無事合格を果たし、そして多くの塾生が引き続き通塾してくれるということで、大きな喜びと感謝を感じた日でした。
しかし、同時に、彼らの未来が前途洋々ではないことに一抹の不安を感じたことも否めません。
一つは3月16日23時16分に発生した福島県沖のマグニチュード7.3の地震です。
11年前の東日本大震災の記憶をありありと呼び起こす出来事であり、さいわい大きな被害は出なかったようですが、私たちの日常が強固なものではなく、薄氷に過ぎないということを再認識させられました。
そして、もう一つがロシアによるウクライナ侵略です。
世界がより良い方向に向かって、一歩一歩前進しているという思いは錯覚にしかすぎず、世の中はまだまだ混沌とした状態であることを痛感させられました。
大国による暴力行為が21世紀の今も行われていることに深い悲しみを感じずにはおれません。
塾の使命の第一は、子ども達を志望校に合格させることです。そのことに変わりはありません。しかし、次代を担う子ども達の未来が前途洋々であるためには、志望校合格の学力を保証するだけでは不十分であると感じます。子ども達が不安定な日常に惑わされることなく、より良い社会を築く原動力となるためには、塾も学校・地域・保護者の皆さまと一体となって、子ども達の「生きる力」を育む場であらねばならないと節に感じております。