こんにちは。Wam四箇郷校です。最近は、日中暖かい日が続いていますね。個人的には、このような陽気や些か汗ば
む程度のちょっとした暑さが、筋肉も緊張しにくいので長く続いて欲しいと思う次第です。さて、公立高校の本入試が
終了しました。ひとまず、一息ついて・・・と言った所でしょうか?ですが、少し長~い春休み中には、志望学校から
の課題が出題されたり、入学後のテストに向けての準備もあるでしょうから、休む事とのバランスも程度良く問て頂け
たら、と思う次第です。さて、入試翌日の新聞にて、国語の問題に目を通させて頂きました。初頭の金田一晴彦さんの
解説が付いた「いろは歌」は中1の国語でされましたでしょうか?そして今年の説明文は、以前幾度かお話させて頂い
た「仮想水」(文面では一言も出ていないようですが・・・)のお話を絡めた、塩害や地球上の水の種類の内訳、そし
てやはり「水」の大切さを説いたお話の様に受け取れました。社会と理科の観点から見た説明文と申してよいかと思い
ます。「仮想水」に対しての事前知識が無いと、中々ピンとこない方もいらっしゃったかもしれませんが、問題からい
わゆるSDGsのメッセージ性が近年の中で色濃く出ている様にも受け取れます。ごはん一膳で何故それだけの水が使われ
ている事になるのか・・・?それは、お米を作る過程から考えて頂ければ何となく分かるかと思います。一人の人のみ
に依らない「積み重ね」の量です。そして、小説はちょっと置いといて・・・繋がる様に最後の作文の然りでしょう
か?個人的に両方の標語をみて、「言い得て妙」の基準は人それぞれで、どれが正解と言う物はないと思います。言い
換えれば、どちらも正論で正解だと思います。「どちらかを選ぶ」ではなく、どちらも採用で良いと思います・・・が
問題はどちらかを選ばないといけませんので、その上で皆さんはどちらを選んで説明されましたでしょうか?Aの背景
は恐らく、綺麗で環境状態が整った海の中で、魚達が悠然と生活出来ている様に見えます。そして、標語の方は言い切
りの形、英語で言えば、肯定文(let’s)の形です。
確かに物言い自体は恐らく「正論」と言う物に分類されると思います。ですがいきなり「~しよう」と言われて「は
い。わかりました」と素直に「実行に移し」てくれるならばよいのですが、更にその上「綺麗な状態」を見せられると
「まだ大丈夫だろう」みたいな印象を与える可能性も否定出来ないのではないか?と私自身は感じるのです。ただ、3R
の一つ「リサイクル」を学ぶ良いきっかけになるとは思います。反面Bに関しては、水面上に浮いているプラスチック
類を見て、ウミガメが大口を開けて呆れている様に見えます。こちらは「マイクロプラスチック」とは何かを学ぶ良い
きっかけになると思います。「リサイクル」よりは、「マイクロプラスチック」の方がまだ知られていない様に思うの
で、その事を知って頂く良い機会かもしれません。和歌山県の話を引き合いに出せば、友ヶ島の漂着ごみが一つの言い
得て妙か?と思います。そして、標語は「疑問形」で質問してますから、相手に自発的に考えさせる機会も与えられる
と思います。言い切り(勧誘)と疑問形では、相手に取ってもらう行動内容が変わってくると思いますので、出来れば
両方使えれば、と言うのが、問題の内容を踏み越えた私自身の希望です(汗)同じく、むしろ「綺麗」な「理想」より
「汚い」「現実」と言う物を見てもらった方が、それと無~い皮肉によるちょっとした「反感」と共に印象に残り、
「何とかしなければ」と言
う「良心」がより働くのではないかと思うのです。だからと言って、Aの方を否定する訳ではなく、どちらにも「きっ
かけ」を作る為の「メッセージ性」を孕んでいると思いますので、何をどう伝えるか?が大切だと思われます。「汚
い」物や「不要」な物を掃除したり、処分したりする仕事をされて居る方が多くいらっしゃると思います。例えば、
100万店舗以上ある「お店」で考えるとします。方々で「同じ様な事」が誤差は有れども100万以上の箇所で起きている
としたらば、一日に一人同じ様な方が居れば、可能性ですが延べ100万人分の「現象」が起きているとも考えられるの
ですよね。目の前の「現象」のみで済む事では最早無いような気が致します。いずれのの可能性の一連のやりとりとし
てして、「とあるスーパーの魚介類商品の「中身」にプラスチック片が混入する事態が発生しました」→「これはどう
いう事だ!!(怒)」→「どういう事なのでしょうか・・・?」濱口國男さんの「便所掃除」と言う詩を思い出したの
ですが、それについては後日書ければいいかな(笑)一週間程、ドキドキの方もいらっしゃるかとは思いますが、体調
にはくれぐれも気を付けて下さい。