川越駅前校です。雪の降りしきった一昨日2月10日は都内私立難関高校の入学試験日でした。
そのなかで実際に解いてみた所感を少し……(あくまでいち講師の答案なので、計算ミスがあったらすみません)
2022年度・開成高校入学試験 HI数学
1.小問集合(方程式・資料の活用)-二次方程式と道順の場合の数-
2.数と式-因数分解-
3.図形-正二十面体の計量-
4.図形-論証-
大問4題構成は例年通りでしたが、
関数や整数問題、三平方の定理がメインだった昨年度と比べて今年度は
方程式、図形の論証、立体の計量と出題内容にかなりの変化がありました。
1は最初の二次方程式がすぐに解けてしまう反面、直後の道順の場合の数はしっかり書き出すと結構なタイムロスにつながります。
2は問題文の長さに圧倒されますが、問われていることはごく基本的な計算なので、点の稼ぎ場所ともいえる箇所です。
3は問題自体は発展的ですが、目標に至るまでの丁寧な誘導が施されているのでしっかりそれにのることさえできれば決して難しいものではありません。
4の論証は最終問題がやや気づきにくいと思いますので、例外の図まで書ければ御の字だったと思われます。
60分という試験時間を考えれば完答は決して簡単ではないものの、色々と新しい発見のようなものもあって興味深い試験でした。初めて見る問題でもすぐに諦めず、粘り強い学習–それこそが理解への近道なのかもしれません。
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