今日は、とにかく風が強いです。
寒いですねぇ~
天気予報では、「低気圧が急速に発達して~」などと言っています。
発達するのだから、数値が大きくなるのかと思ったら、実は逆なんです。
大気圧の平均値が、およそ1013hPa(ヘクトパスカルと読みます)です。
天気図を見ると、960hPaの低気圧と950hPaの低気圧がありましたが、
数字の小さい950hPaの方が、より強い低気圧です。
気圧の数字が小さければ小さいほど、空気が流れ込みやすく、風が強くなるというわけです。
他にも、数字が小さいほど強くなるものがあります。
この時期になると、毎年のように質問を受ける「円高・ドル安」が一例です。
1ドルに対して、円が強い(円の価値が高い)のは、
120円のときでしょうか?それとも、100円のときでしょうか?
1ドル紙幣という商品を、お店で買いに来たとします。
今、120円持っているとしましょう。
1ドルが120円のときは、所持金120円を全部使ってしまいますが、
1ドルが100円のときは、20円のお釣りがきます。
1ドルが100円のときの方が、お釣りがくる分お得ですよね。
つまり、120円のときよりも100円の方が、円の価値が高いのです。
また、こんな考え方もできます。
今、100円持っているとしましょう。
1ドルが120円のときは、そもそも買うことができませんが、
1ドルが100円のときは、ぎりぎり買うことができます。
やはり、数字の小さい方が、強いのです。
私自身、ここは苦手だった内容なので、
当時は説明を聞いてなんとなくは分かりましたが、
納得するには、時間がかかりました。
さらに、pHというものがあります。
pHとは、ある液体が、酸性か、中性か、アルカリ性なのかを表す指標です。
中性を7とし、7より大きくなるとアルカリ性となり、7より小さくなると酸性となります。
そのため、pHが1のときと6のときの酸の強さを比べると、
7から離れているpH1の方が強い酸で、7に近いpH6の方が弱い酸となります。
普通は、数字が大きいほど強くなるのものなので、
逆になっているものには、注意が必要です。
それ程、多くはないですから、意識して覚えておくといいですよ。
最後に、なぞなぞです。
小さければ小さいほど、高いものは何でしょう?
公立高校まで、あと10日です。
新型コロナウイルスの感染があり、
今年も大変な年となりましたが、
最後まで、がんばってくださいね。
おっと!なぞなぞの答えを、忘れていました。
答えは、飛行機などの空を飛んでいるものです。
小さく見えるものほど、高く飛んでいますよね。
中山校 渡辺