皆さん、こんにちは。個別指導Wamの瀬尾です。
今回の共通テストの予備校等の講評では、科目によって相当平均点が下がると言われていますが、
問題の本質から見ますと、昨年から大きな変化はないと思われます。
「思考力、判断力、表現力」を問うという問題作成の基本的なスタンスや、各教科・科目の出題方針に、
変わりはありません。初見と思われる資料や実験なども、資料や問題文からの情報と学校授業や教科書で
学んだ知識を基に関連づけして、推察・考察するしかありません。
どの教科も理解の本質と、活用力を試す問題が主ですから、単なる知識や解法の暗記のみで解答できる問題は
本当に少なくなっています。
また、「どのように学ぶか」をふまえた問題設定として、日頃の授業における皆さんの学習の仕方や、
日常生活の中での課題発見と問題解決の構想の仕方や、資料やデータを基に考察するプロセスなど、
学習過程を意識した出題が多かったと思います。
まとめてみますと、やはり日頃の学校授業を大切にして、基本をしっかり固めた上で、学校とその他での学習が
二重負担にならないようして、場数を増やして学習量を増やし、応用力を付けると言う、
言わば正統な学習しか得点の積み上げは困難という事だと思います。