こんにちは
個別指導Wam研究学園校です
今回は、ある進学校の元校長先生からのお話をお伝えしたいと思います。
テーマは勉強する意味です
なぜ、勉強しなければならないのでしょうか。その問いに対する答えは、二つあります。一つは、勉強することが、自立するために、また、将来に向けた準備として、ほかのものと比較して最も簡単な方法だからです。
さすがに、保護者の方にずっと食べさせてもらおうと考えている人はいないと思います。皆さんの誰もが、いずれは自立しなければなりません。そのとき、たとえば、「勉強は嫌だ。その代わり、好きな運動をがんばる。そして、将来はプロスポーツ選手になる」と考えたとします。それもいいでしょう。しかし、プロ野球やJリーグの選手になれる人が1年に何人いますか。野球とサッカーを合わせて300人程度です。それに対して、たとえば、最難関といわれる東京大学には、毎年、その10倍の約3000人が合格しています。
音楽や美術が好きだからと芸術家をめざす場合も、それを仕事にして生計を立てられる人は、非常に少数です。勉強で勝負する世界より、勉強以外で勝負する世界のほうが、はるかに競争が激しく、門戸が狭いのです。
そう考えると、勉強というのは、皆さんが社会人として自立する準備として、取り組みやすい、合理的でベストな選択肢だと思いませんか。
もちろん、勉強をがんばる場合も、自分の行きたい学校をめざし、やりたいことをかなえるためには、競争に勝ち抜かなければなりません。しかし、自分の努力だけではどうしようもない、生まれ持った体格や才能が評価に直結する世界に比べれば、極めてフェアに戦える場でもあるのです。
色々な意見があるかとも思いますが
「なぜ勉強しなければいけないのか?」という問いに対して
大変参考になる具体的な回答になっているなあと感じました。