こんにちは。Wam種池校の車です。
古文の定番「徒然草」といえば、皆さんご存じかと思います。
読みやすく、歴史の知識などが無くても意味を理解しやすいので、中高で学ぶ古文の入門には最適と言えるでしょう。
私が中高生だった頃は、いわゆるSNS文化が未発達だったのですが、今になって思うと徒然草は現代におけるTwitterにかなり近いスタンスで書かれた作品だと思います。兼好法師は現代に生きていたらきっと人気ツイッタラーになっていたことでしょう。
ものの見方がややひねくれていて、一般の人が真っ先に考えることをあえて外して、ちょっと変わった観点を示す。しかし根の部分はあくまで真面目で常識人なので、多くの人が一瞬「ん?」と疑問を抱くも、ちょっと考えると納得できる。Twitterで特に人気が高い日本人の多くが、このような性質を持っていると思います。昔も今も、支持される発信者の姿というのは変わらないものなのかもしれません。
高校に入ると、英語と同じように古文も単語や文法の知識を身につけた上で読んでいくということが必須になります。
では英語と古文の学び方は同じと考えれば良いのか?というと、そうではないと思います。
以前の記事でも書きましたが、英語を学ぶときは日本語との違いを意識しながら、古文を学ぶときには現代日本との共通点を意識しながら勉強するのが、理解を深めるためにも楽しむためにも良いと私は思っています。
「この人物は今の芸能人でいうとアノ人みたいだな」などと妄想しながら読むと、古文が楽しくなるかもしれません。