(前回のつづきですが、ここから本題に入ります^^;)
さて次の週末は衆議院議員選挙投票日です。
中3生のテスト範囲にも選挙がテスト範囲なので、ホットなテーマですね。
選挙の原則と仕組み(暗記ではなく理解を!)、「一票の格差」といった選挙制度の課題についてが
出題されるはずです。
さて投票日の10/31に、まさしくその「一票の格差」についての考えを示した最高裁判所長官を
審査する機会があることを知っていますか?
まわりくどい言い方でしたが、タイトルの「国民審査」が実はそれにあたります。
今回のテスト範囲じゃない中3生向けに説明すると、
国民審査とは最高裁判所長官が適格かどうかを国民が判定をすることです。
最高裁判所長官は、法律が憲法に違反していないか監視したり行政の対応に問題がないかどうか
判断する強い権限をもった役割をもっています。
適格ではないと国民が判断するなら投票用紙に「✕」を記入します。
しかしその人が適格かどうかの情報が入ってこないということが実は問題でした。
裁判所長官は間違っても街頭演説はしませんし。
という状態が続いたのですが、今回NHKの国民審査サイトが話題になっています。
↑「NHK 国民審査」で検索を!
「夫婦別姓」「一票の格差」「非正規の格差」といった社会的なトピックに対して
その最高裁長官がどういった判断を下しているかがわかりやすく載っています。
トピックに対して「合憲」なのか「違憲」なのかといった結論(判決)がハッキリ出ているので、
政治家の主張を比べるよりも論点がわかりやすいです。
だから中高生にこそ、この国民審査についてはぜひ興味を持って調べてほしい!!
18歳の高校生は自分で審査できます!
出来島校 近藤