教室ブログ

2021.09.24

なぜ勉強をするのか

こんにちは、個別指導Wam西取石校です。

 

3学期制の中学校・高等学校では、2学期中間テストが近づいてきました。また、高3生にとっては、旧AO入試(総合型選抜)が開始され、本格的な受験シーズンに突入しました。歯を食いしばって勉強しなくてはならないこの時期、ふと頭によぎるのが「なぜ勉強をしなくてはダメなの?」「勉強になんの意味があるの?」という疑問ではないでしょうか。

 

勉強するつらさから、ふと魔が差してしまう瞬間です。「より学力レベルの高い学校に進学することが自分の可能性を広げることにつながり、ひいては豊かな人生を過ごすことになるから。」という理由付けは、先行き不透明な現代社会においては、強い説得力を持ちません。有名大学を卒業しても、正社員になれない人が数多くいるのが現状なのですから。

 

今回は、そもそも論としての「勉強する理由」の私見を述べたいと思います。どうしても目先のことにとらわれて、微視的になってしまっているのを、巨視的な方向から「勉強する意味」をとらえ直すことによって、勉強へのモチベーションをすこしでも取り戻してもらえたらと思うからです。

 

「勉強する理由」の一つは、「ものの見方・考え方を深め、よりスピーディーで的確な判断力を身につけ、人生において正しい選択をするため」だと思います。

 

たとえば、5寸釘が10本で何㎝かを知りたいと思ったとき、まず1寸が3.03㎝であるという知識が必要です。そして、かけ算を知っていれば、5×3.03×10=151.5と計算できます。しかし、足し算しか知らないと、3.03+3.03+3.03+3.03……と効率の悪い計算をしなくてはなりません。さらに足し算も知らなければ、計算のできる人を探さなくてはなりません。このように、知識を持っていることが問題を処理するためのコストとスピードを大きく削減してくれます。持っている知識が多ければ、多いほど、問題解決の糸口が多くなるということです。

 

また、知識そのものを忘れてしまったとしても(たとえば、私自身、微分・積分というものはすっかり忘れて覚えていません)、その知識を学習したということ、それ自体が、脳を刺激し、脳細胞を複雑に絡み合わせてくれます。このことは、物事を多面的にとらえる視点を与えます。

 

人生は「あれか、これか」の選択の連続です。進学にとどまらず、就職、結婚という大きな選択のみならず、朝に何を食べるか、どの洋服を選ぶかなどの小さな選択に至るまで、絶えず選択が迫られます。その選択を間違わず、人生を正しく歩んでいくために、勉強するのではないでしょうか。

 

「勉強する理由」のもう一つは「世界を拡げ、人生を楽しく、豊かにするため」だと思います。

これにつきましては、次の機会にお話ししたいと思います。

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