先日、将棋の藤井聡太二冠が、叡王のタイトルを奪取し、
史上最年少のタイトル三冠となりました。
しかも10代での三冠は、初めての偉業です。
現在、将棋のタイトルを最も多く取っているのは、将棋界のレジェンド 羽生善治九段です。
その数、なんと99期!
多くのプロ棋士が、タイトル獲得はおろか、タイトル戦に登場することなく引退していく中で、
99期のタイトル獲得数は、突出しています。
ちなみに、タイトル獲得数の歴代2位は80期で、歴代3位は64期で、歴代4位は29期です。
現在、藤井聡太三冠のタイトル獲得数は、まだ5期です。
羽生九段のタイトル99期は、はるか、はるか遠い数字です。
その差は、なんと94期!
それでも、もし、この99期というとてつもない記録を塗り替える棋士がいるとすれば、
それは藤井三冠でしょう。
藤井三冠は、現在19歳で、タイトルを5期獲得しているのに対して、
羽生九段が、同じ19歳のときには、まだ1期でした。
ですから、数十年後には、
藤井三冠が、この偉大な記録を抜いているかもしれません!
ところで、羽生九段の大記録は、
いきなり生まれたわけではありません。
約30年間、タイトルを一つずつ積み上げていって、
結果的に、99期というとてつもない数となりました。
勉強にも同じことがいえるでしょう。
いきなり、100点は取れません。
地道な努力の積み重ねで、少しづつ力がついていき、
最終的に、志望校合格となるのです。
どんなに大きなことを成し遂げようとも、
まずは、小さな第一歩から始めるしかないのです。
中山校 渡辺