こんにちは、個別指導Wam香川統括教室長の木村大輔です。
8月に入り、連日暑さも厳しくなっています。熱中症対策をしっかりして夏休みを有意義に過ごしましょう。そのためにも、まずはしっかりと学習計画をたてることが重要です。
生徒たちには、常日頃から内申に直結する学校の宿題(提出物)の大切さを話をしていますが、「7月中にほぼ終わらせた」人と「ほとんど進んでない」人がいます。子どもたちは、夏休みの学習計画を自分で決めたはずですが、この2週間で「なかなか計画通りに上手く進んでいない」という人の方が多いのではないでしょうか。
「えっ?もう2週間経ったの?」
そう思った人もいるかもしれません。昨年と違い、今年は40日以上という長い夏休み。
明日8/5から数えて「残り27日間」をどうとらえ、どのように行動するかによって、2学期のスタートに差がつくと思いませんか?
先日、テレビ観戦していた東京オリンピックで銅メダルを獲得した、ある選手へのインタビューを耳にしました。
「この銅メダルはスタートであり、必ず次のオリンピックで金メダルをとります。あと3年しかないので、今すぐにでも練習を始めたい。」
たった今競技を終えたばかりにも関わらず、その目はすでに3年後の開催地パリを見て、目標を定め行動を起こす宣言をしていることに驚きました。
オリンピックに出場する選手のほとんどは、数年前から本番に照準を合わせ、目標に対する具体的な計画を立てて練習し、その技術や肉体のみならずシューズやウェアなどの道具から食事、メンタル面に至るまで、実に細かい調整をして挑んでいるといいます。
後先を考えない高負荷のトレーニングでは体を痛めたり、ひどい時には選手生命にかかわるような故障を抱える場合さえありますし、気の向くまま無計画なトレーニングでは決して世界で戦える力はつきませんよね。
先を見据えているからこそ、本番にすべてのバロメーターが最高の状態になるよう逆算して、どの時期に体のどこを強化しどこを休ませるのか、といった具体的な計画に基づいた行動につなげることができます。
お子さんの勉強も同じで、先を見ることなくただその時の気分で、時間も量もバラバラだったり、嫌いな教科は全くやらない、一次方程式が解けていないのに連立方程式の勉強をするなどの、大変非効率でかつ成績アップとは程遠いものになっていないでしょうか。
「先を見据えた行動」をするためには目標設定が必要ですが、例えば
「テストで100点をとる」
という目標の場合、漠然としすぎてすぐに行動に結び付かないですよね。
「2学期の期末テスト、英語のテストで100点をとる」
これならどうでしょうか。
いつ、どの教科のテストなのかという条件が入っただけですが、ここから逆算して
・期間は約3か月ある
・1学期のテストでは単語ミスが多かったから80点だった
・2学期中間テストの目標点数は90点以上に設定しよう
・そのために、まず単語のミスを無くす
・夏休みに毎日10個の単語を覚えよう
・いつもはノートに1回書いて終わりだったので、3回書いてから次の日にチェックしてみよう
「目標を達成するためには?」
と考えた時の一連の思考を例に挙げてみましたが、これは
「なぜ(Why)?」や「どうやって(How)?」
という問いを投げかけてみて、そこから更に具体的な計画にしていくというものです。
「どこで(Where)?」や「いつ(When)?」
を入れると、より細かい行動計画になっていきます。
先を見据えた行動とは「〇月〇日にテストがある」という事実に対して、また「将来の職業」など夢の部分に対して「その時、自分がどうありたいのか」を出発点に、上述した「そのためには?」「どうやって?」「いつ?」を繰り返し自問していくことで、たとえ失敗したとしても、その思考や経験から次の具体策だったり、計画の修正など目標達成への精度を高めていけると思います。
ただ、子どもたちには先を見据えるための経験や情報が不足していたり、情報はあらゆるツールを駆使して取れたとしても、その取捨選択や使い方に悩む可能性があります。
当塾では、塾生一人ひとりが先を見据えた行動をできるようにしていくため、単に情報を提供して終わりではなく、それを元にどんな目標を設定するのか、その目標を実現するためにどう行動すればいいのか、という思考の流れを自然につくっていけるような問いかけをし続けています。
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