こんにちは、個別指導Wam香川統括教室長の木村大輔です。
「備えあれば憂いなし」という言葉があります。近年、とても象徴的になりえる言葉ではないでしょうか。
昨年より発生した新型コロナウイルスによる感染拡大もそうですが、先日より1週間以上降り続いている記録的な大雨により、各地で河川の氾濫や建物の浸水による自然災害が相次いでおり、さらに年間に降る雨量などの記録を塗り替えています。
特に九州をはじめ中国地方の被害が深刻で、連日ニュースなどの報道では「経験したことのない大雨」といわれています。
中国地方の災害といえばまだ記憶にも新しいと思いますが、2014年(平成26年)8月に広島市で大規模な土砂災害が発生しました。記録的な集中豪雨をうけ土石流が麓の住宅地を襲いさらに、発災後にようやく避難勧告が発令され、行政の対応の遅れもあり大きな被害となりました。
そして2018年(平成30年)の7月は今回と同じような前線と、さらに台風の影響を受け、岡山県倉敷市真備町を中心に広範囲で長期間にわたる記録的な大雨により、広範囲で河川が氾濫し水没した町が連日報道されていました。
このような被害を目の当たりにした時や身近でおきた場合であれば、日ごろより災害などの備えを意識しますが、その時の意識を薄れさせず、備えを継続することの難しさを今回の報道において知ることになりました。2014年・2018年・2021年と、近年の災害において繰り返し被害にあった地域の方もいます。報道の際も、「当面は被害にあうことはないだろう」と油断していたと言う話もありました。
自然災害はいつ来るかわかりません。だから無駄と思ってもしっかりとした備えこそが身を守ります。まさに「備えあれば憂いなし」です。
実は、これと同じことが勉強でも言えます。ただ災害との大きな違いは、テストや入試がいつあるかが決まっているということです。勉強での「備えあれば憂いなし」は自然が相手ではなく、自分自身がしっかり準備をして来たことに無駄はありません。しかも、いくらでも備えになり防災意識と同様で、これから先の自分を助けてくれることになるはずです。
Wam香川では夏期講習もラストスパートに入りました。長かった夏休みも残す所あと数日ほどです。生徒一人ひとりが課題をもってスタートした夏期講習です。苦手克服はもちろん2学期のスタートダッシュに向けさらに備えることができるか、まさに備えの連続こそがここぞとばかりに必要な力になります。
継続することの難しさは防災に対する意識同様、勉強も同じですが「備えあれば憂いなし」の言葉にあるように簡単に言えば、普段から準備をしておけば、いざというとき何も心配がないということ。つまり、備えが必要になった時に準備をするのではなく、必要になったその瞬間に、準備ができている状態にしておく必要があるということです。テスト前に焦って勉強をするのではなく、今この瞬間の勉強こそが次のテストへの備えとなるのです。
ちなみに、夏休みの課題は学習評価(内申点)にも関わるものですから、提出するのは当たり前。直前になって慌てて取り掛かり、なんとか形だけ「やりました」という雑な提出物は、学校の先生もお見通しです。学校の宿題を活用し、今からでもできる2学期への「備え」の例として、2点あげておきます。
① 夏休み明けのテストに向けて、学校の夏期課題(ワーク)の中で解けなかった、分からなかった問題をマーカーや色ペンでチェックし、解き方の見直しや暗記のやり直しをしておく
② 2学期中間テストの範囲を想定し、1学期末テスト後に習った単元の学校ワークをすすめる。1回で丸にならなかったり、調べて解いた問題には印をつけておき、繰り返し何度も解く
※解き直しやポイントのまとめは、ワークに直接書き込むスペースがない場合、ルーズリーフなど別の紙に書いて貼っておくと良いでしょう。
とりあえず解答欄を埋めただけの宿題よりも確実に理解が深まりますし、成績評価のためというわけではないですが、こういった宿題のやり方一つで、しっかりと活用し意欲的に取り組む姿勢が先生にも見えるようになります。大切なのは、それを日頃から継続し習慣化していくこと。
憂いなき備えをしっかりとしておくことで、2学期のスタートを良い形で切りましょう。
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