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2021.08.20

小学生の皆様、そして今、小学生を子に持つ保護者の皆様へ!

こんばんは、個別指導Wam沢之町校です。

今回は、ジョン・ホランドという人についてお話をします。

 

ジョン・ホランドは、アメリカの心理学者です。

ジョンズ・ホプキンス大学で長く教授を務めており、オマハ大学で修士号を、ミネソタ大学で博士号を取得しています。

しばしばホランド理論(Holland Codes)という呼称で知られているRIASECキャリア・ディベロップメントモデルの提唱者です。(理論やモデルについて説明すると長くなるので、自身で調べてみてください!)

 

ホランドは、「個々人を特徴づけるパーソナリティ・タイプは、その人の生得的資質と発達課題で体験する人的、文化的、物理的諸環境からの力との相互作用を経て形成される。」という仮説を立てています。

つまり、子どもの初期活動(外で遊ぶ、習い事でいろんな人と出会うなど)が、その後の長期間(高校生や大人、中年期も含む)の興味や能力に大きく影響を与えると言われています。

ここでいうパーソナリティというのは、その人の持つ性格や個性という意味です。

しかし、子どもの初期の経験と興味の発達においては、親の態度が大きく、しかも複雑に影響を及ぼすと考えられています。

 

初期の経験というのは、性(ジェンダー)、兄弟や姉妹の関係、生活環境などで規定されます。パーソナリティの形成要因といわれるこれらの諸要因は、私たちの社会において実は、幼少期から個人が経験できる活動の種類や幅を規定してしまうのです。

 

つまり、要約すると、小学生の頃で経験する人間関係や出来事、そして親や兄弟・姉妹関係が、将来の行動に大きく関係してくる、ということです!

しかし、残念ながら赤ちゃんとして生まれてくる際は、親や兄弟・姉妹を選別することはできません。

ましてや、生まれた環境も選ぶことはできません。

もしかしたら、裕福な環境かもしれませんし、そうでない環境かもしれません。

 

だからこそ、小さいころには、親の提供する機会のみに縛られないように、

小学生の皆様は、学校や習い事でも、どんな機会でもいいので、いろんな人に出会い、多くの出来事を経験してください。

保護者の皆様は、自身の環境が子どもに影響している自覚をもって、いろんな習い事やボランティアなど、多くのきっかけに触れる機会を与えてください。

 

たまたま偶然、参加したイベントやボランティア、習い事、

そこで出会った、いろんな人、モノ、その他…

もしかしたら「それ」は、子どもの未来を決める、おおきな「きっかけ」になるかもしれません。

 

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