教室ブログ

2021.08.19

読書感想文のコツ

皆さんこんにちは。 個別指導Wam脇浜校です。

不安定な天候が続いていて、なんとなくスッキリしない日々の今日この頃。

くれぐれも体調を崩さないようにお気を付けて下さい。

早いものでもう夏休みも終盤です。

高校によっては既に新学期が始まったところもあるかと思います。

皆さんは新学期に向けて準備は万端でしょうか?

夏休みの課題も無事完了しましたか?

 

さて、脇浜校では毎年この時期になると塾生が頭を悩ませている課題があります。

それは、ずばり読書感想文です。

皆さんの中でもその他の課題は終わったけれど、読書感想文だけはどう書いて良いのか迷っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は少し読書感想文を書くコツをお話ししたいと思います。

 

<読書感想文を書く順序>

①本を選ぶ。

感想文を書く本人が読みやすいと思う本を選ぶ。

※文章が難しいなと思ったら、自分に合っていないことが多い。

極端に分厚い本や逆にとても薄い本も避けた方が感想文は書きやすい。

②本を読む。

この時、メモを書くためのものを用意。

印象に残った場面や言葉・その時思ったことなどをメモに記入しながら読み進めてい     く。(メモは箇条書きで良いです)

③②で書いたメモを整理し、構成(文章全体の組み立て)をする。

まずは書きたいと思うことから順番をつけて書くことをしぼる。

※たいだい、三つくらいにしぼると読みやすい感想文が書けます。

次に感想文全体の組み立てを考えます。

・はじめ→どうしてその本を読もうと思ったのか。タイトルを見た時の感想や印象など   を書く。

・なか→物語のあらすじに沿って整理したメモの内容(印象に残った言葉や場面、感想など)を書く。

・おわり→物語全体を読んでどう感じたか、また読む前と読んだ後の印象などまとめを書く。

④感想文を書く

③で組み立てた順番に原稿用紙に書いていく。

※この時下記のことなど原稿用紙の使い方に注意して書く。

原稿紙の使い方→タイトルは一番右側に上から3マスあけてから書く。

名前が必要な場合はタイトルすぐ左に姓と名の間と名の後は1マスあけて書く。

本文は段落のはじめを1マスあけて書く。

話が変わるときは改行して(行を変えて)1マスあけて書く。

⑤出来上がった感想文を時間を置いて改めて読んでみる

(この時、自分以外の周りの人に読んでもらうのも良い方法です)

漢字の間違いが文字が抜けていたりしないかチェックする。

 

最後に少しですが、読書感想文に向いている本をご紹介しておきます。

もし、本選びでお困りの方がいましたら参考にしてみて下さい。

 

<小学校低学年>

・『そのときがくるくる』 すず きみえ(著)/くすはら順子(絵)(文研出版、80P)

ナスが嫌いな男の子のお話。誰もが経験する好き嫌いにまつわるお話しを子ども目線でユニークに描いた作品です。

・『しっぱいに かんぱい!』 宮川ひろ(著)/小泉るみ子(絵)(童心社、96P)

運動会での姉の失敗を軸に心温まる家族との物語です。「失敗しても大丈夫!」と背中を押してくれる作品です。

<小学校中学年~高学年>

・『かあちゃん取扱説明書』 いとう みく(著)/佐藤 真紀子(絵)(童心社、152P)

学校の家族紹介の作文で母親の悪口を書いたのを先生に褒められたのをきっかけに母親の「取扱説明書」を作ろうと思った男の子のお話。母親を小学生男子の攻防がユーモラスに描かれている親子で楽しめる作品です。

・『二分間の冒険』 岡田淳(著)(偕成社、259P)

二分間の間に別世界に迷い込んだ主人公の少年が竜と戦い「一番確かなもの」を見つけ出す壮大な物語。テーマ少し難しめかも知れませんが、冒険譚なので読みやすく、子ども大人も楽しめる作品です。

・『ぼくとベルさん 友だちは発明王』フィリップ・ロイ(著)/櫛田 理絵(訳)(PHP研究所、222ページ)

電話の生みの親アレクサンダー・グラハム・ベルと読み書きが苦手な主人公の少年の交流の物語。発明王の成功とあきらめずに努力することの大切さを描いた作品です。

<中学生以上>

・『西の魔女が死んだ』 梨木香歩(著)(新潮社、216P)

中学生の主人公が自らを魔女と呼ぶ祖母との過ごしていた日々を回想する形で進む物語です。現代社会に対しておばあちゃんが暮らす自然にあふれた生活が対照的に描かれ、人の死がテーマとして描かれている作品です。

・『博士の愛した数式』 小川洋子(著)(新潮社、255P)

80分しか記憶が持たない元数学者「博士」とそこに派遣された家政婦とその息子の交流の物語。毎日が「初対面」の博士とのあまりに悲しく暖かい作品です。

・『聖(さとし)の青春』 大崎善生(著)(講談社・KADOKAWA、336~432P)

若くして亡くなった天才棋士、村山聖さんの物語。

将棋に興味がなくても、天才と称された村山さんの考え方や思考・哲学などを知ることができるノンフィクション作品です。

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