こんにちは、Wam円座校です。
昨年から小学校で英語教育が導入され、ここ数年世間での英語に関する関心が増しています。
経済産業省のHPを見ると、2013年を機に現在に至るまで外国語会話教室の数は年々増え続けています。
「日本人は英語が話せない」
これは長年に渡って言われ続けていることです。Googleで「日本人 英語」と調べてもサジェストで「話せない」が出てくるほどです。
その原因は様々なところで謳われていますが、ここで一つの疑問が生じます。
「英語学習の最終到達地点は英語を話せるようになることなのか。」
少し中身を掘り下げて考えていきましょう。
現在日本の英語教育は「読む reading」「書く writing」「話す speaking」「聞く listeninig」の4技能の習得を目標にカリキュラムが組まれています。
小学校3・4年生から外国語活動が始まり、5・6年生に外国語として教科化、そして中高へという流れが確立されています。
中学校では英語は当然必須科目になっており、高校でも高松南高校福祉科のような普通科以外の学科でも3年間英語を学習するようにカリキュラムが組まれているところがほとんどです。(※1)
学校で教科として確立されている以上、テストからは避けられることはできません。
「テストでいい点を取れば行きたい高校に行くことができる」という仕組みがある以上、英語を学習している当事者からするとテストの点数を取ることが目的になってしまいます。
それに対しては、私はそれで構わないと思っています。なので英語のテストで点が取れるようになるための一つの手段として今回のタイトルにもあるように英会話と英語教育の上手な使い方について私の経験も踏まえて述べていこうと思います。
「幼少期から英会話に通わせたのに全然テストで点が取れないんです」
という悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。その原因は英会話で培ったものが学校のテストで活きるとは限らないからです。
英会話で身につく能力は主に「話す speaking」「聞く listeninig」で、定期テストや入試で問われる能力は主に「読む reading」「書く writing」です。
これらのテストにはリスニングは含まれていますが、多くのテストではその配点の比率は全体の10%から20%です。(※2)
「読む reading」「書く writing」これら2つの力をしっかり身につけることがテストや入試で結果を残すためには必要です。
しかし私はセンター試験の時にリスニングが全くできずに苦しんだ経験があります。全体に占める配点は低いものの、80%から90%の得点率を確保するためにはリスニングもしっかりとできなければいけません。
そもそも語学の習得の段階は
「聞く listeninig」⇨「話す speaking」⇨「読む reading」⇨「書く writing」
の順番が一般的です。
これは私たちが日本語を習得したことを思い出すと容易に理解できると思います。
私の場合はいきなり前の2段階をすっ飛ばして「読む reading」から英語学習に入ってので、英語を聞き取る耳が形成されていませんでした。
言語を聞き取る力は5歳から10歳までの間が一番身につくと言われています。そしてこの力は記憶で身につくものではないので身についてしまえばほぼ永久的に自分の力として今後生き続けます。自転車の乗り方と同じですね。
なので小学校3年生までは英会話で「話す speaking」「聞く listeninig」能力を身につけ、小学校4年生から塾で「読む reading」「書く writing」能力が身につくように単語や文法の演習を行うというやり方がいいと思います。
英会話と塾、それぞれの特性を理解した上で上手に活用して見てはいかがでしょうか。
※1 英語と並び重要科目と言われている数学に関しては、普通科以外だと高校1年生の時だけしか勉強しないようになっていたりすることが多々あります。数学を専門にしている私からすると寂しい気持ちになります。笑
※2 昨年度から実施されている大学共通テストはリーディングとリスニングの配点比率が1:1になっていますが、多くの大学ではリーディングを160点満点に、リスニングを40点満点に換算するところが現時点では多いです。依然として「読む reading」「書く writing」の力が重要視されている傾向にあります。
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