ブログをご覧の皆様こんにちは
個別指導Wam東豊校の涌井です。
夏休みと同時に、東豊校でも夏期講習が始まりました。
生徒たちの夏休みの授業や自習をしている様子を見ていて、改めて思うことがあるのです。
それは、ブログのタイトルにもある通り、
『小学校の躓きは中学校の勉強にも影を落とす』です。
どういうことなのでしょうか。
具体例を挙げて考えてみましょう。
ex1:中学校2年 数学 連立方程式
Q)以下の連立方程式を解き、x、yを求めなさい
-5 = 1/3x + 1/6y
0.7 = 1.2x + 0.8y
こちらは中学校2年生で行う連立方程式の問題となります。
この分野で新たに身に着ける考え方や手法は1つしかありません。
①xもしくはyの係数を揃えて、どちらか片方の文字を2つの式を加減して消すこと
(今回は加減法で解く方法で考えているので、手法は1つとしています)
それでは、数学が苦手な生徒がこの問題を解くとき、
皆が①の考え方が出来なくて躓くのでしょうか。
答えはNoです。
それでは、どこで躓いてしまうのでしょうか。
先ほどの問題を解くためには以下の知識も必要となります。
②両辺には必ず同じ数を必ずかける(中1内容)
③方程式の解き方 (中1内容)
④公倍数を見つける (小5内容)
⑤文字式の加減法(中1内容)
⑥文字に数を代入する(中1内容)
⑦整数の加減乗除(小学内容)
このように中2以前の内容がふんだんに盛り込まれている問題です。
先ほどの問題を躓いてしまう生徒は、②~⑦のいずれかを操作できていない生徒が多いのです。
特に④の公倍数を見つける操作が意外に抜けていることがちらほら。
数学や英語は積み重ね型の勉強であるとはよく言われています。
テストで思ったように点数が取れなかった時、
それは単純にその単元が理解できていなかったからだけではありません。
原因を追究してみると、小学生の内容が抜けていたから理解が出来ていないこともありうるのです。
夏休みは学校の授業が進みません。
だからこそ、躓いていた箇所を見直して出来るようにしていく。
そうすれば、次のテストの結果は変わってくるものです。
ではでは。