こんにちは、Wam香川、木太校教室長の白根雅史です。
以前ブログで「叱り方」について少しお話をさせていただきました。
その際、お話した「叱り方」のポイントは・・・
1.何がいけなかったのか、これからどうしたらいいかを明確に。
どうして叱られているのか、これからどうしたらいいのか、などを明確にする。
そして、叱るのは子どもの行動であって、子ども自身を否定しない。
(例 ×:あなたはダメ! 〇:あなたのした~~はダメなこと)
2.あとをひかない
叱ったあとにいつまでもイライラしていると子どもは不安になり、その後の親子関係にも悪影響。叱ったあとは、その場を離れるなどして気持ちを切り替えて、その後は普段通り接するようにする。
大きく分けると、この2点でした。
そこで、今回のテーマは「叱る」の逆・・・「ほめ方」です。
教員をしていた時にこの「叱り方」と「ほめ方」については、私自身いろいろと試行錯誤をしていました。
ちなみに、みなさんは「叱ること」と「ほめること」どちらが簡単だと思いますか??
いろいろな意見があるとは思いますが、私の経験上は「叱ること」の方が簡単で、「ほめること」の方が難しいです。
なぜなら「叱るところ」は自分が「気になること」なので、すぐに気付く(目につく)からです。例えば、
・脱いだ服をそのままにしている
・宿題もせずに、ダラダラしている
・ずっとスマホをさわっている
どうですか?この状況、気になりませんか?
おそらく、多くの保護者の方は「見よう」としなくても、こういう状況に気付く(目につく)と思います。
そして、気付くからこそ「叱る」ことができます。
もちろん、上記のように叱り方には気を付けなければいけませんが。
それに対し、「ほめるところ」は意識して見なければ見つけることはできません。
「叱ること」と違って、「ほめること」は気にならないので実は見過ごしてしまうことも多いのです。
私自身、教師をしていたときに「1日1回クラス全員の子どもをほめる」という目標を立てていましたが、初めのころは注意するところはすぐに見つかっても、ほめるところは意外と見つかりませんでした。この取り組みを通して感じたことは、常に子どもの様子を「よく見る」ということです。当たり前だと思うかもしれませんが、自然と気になる「叱るところ」と違って、「ほめるところ」は本当に見つけにくいものです。
そして「ほめ方」にも「叱り方」と同じようにポイントがあります。
1.心をこめる
これは意外と難しいです。しかし、子どもは言葉から敏感に感情を読み取ります。「口先だけでほめている」と思われないように、多少大げさでもいいので心を込めてほめましょう。
2.詳しく
「よかったね」、「すごいね」など漠然とした言葉ではなく、何がよかったのか、何がすごいのか具体的にほめましょう。具体的にほめることによって、何をしたらほめられるのかをより理解することができ、また自分のことをしっかり見てくれていると実感することもできます。
3.過程も認める
結果だけをほめるのではなく、頑張っている過程もほめましょう。
努力と結果は必ずしも結びつくものではありません。結果が出なくても過程を頑張っていたら、その過程もしっかりほめることで、「次もう1回がんばろう」という気持ちになります。
この3つのポイントに共通していることは、やはり「子どもをしっかり見ていないとできない」ということです。普段、忙しくてなかなか子どもを見る機会も少ないかもしれませんが、1日1つからでいいので、「子どものいいところを見つけてほめる習慣」を作ってみてはどうでしょうか。いつもと違った親子の会話のきっかけになるかもしれませんよ。
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