こんにちは。Wam円座校です。
もうすぐ夏休みがやってきます。今年の夏休みは去年とは違い、一ヶ月強とかなり長いものになっています。
その背景は次の通りです。
近年、大変な猛暑が続いていており、児童生徒の登下校時の熱中症が危惧される状況や、コロナ禍において、各学校で学校行事の縮減などにより再編成された新たな行事計画等により、夏休みの期間を延長しても、ゆとりをもって授業を行うことができ、学力の定着が図られる見通しがもてました。
そこで、夏休みの期間を1週間延長し、2学期の開始を9月1日からとすることで、必要な授業時間数を確保しつつ、ゆとりをもった2学期の開始とします。
※高松市公式ホームページより引用。
今、個別指導Wam香川では塾生面談を行っている最中なのですが、この夏休み延長に関して、保護者は「学習面で心配」という意見が多いです。自由な時間が多い反面、効果的に時間を使うことができるかどうかは子どもの学力に大きな影響を及ぼします。
今回は夏休みの過ごし方について、受験生、特に中3生についてお話ししていきたいと思います。
みなさんは「夏は受験の天王山」という言葉を聞いたことはありますか。
似たような言葉に「夏を制する者は受験を制す」というものがあります。
巷ではよく聞く言葉かもしれませんが、この言葉の意味をしっかり理解できている人は少ないかもしれません。
ネットで検索をすればいろんな解釈が出てきますが、ここでは「香川県の中学3年生」にまで焦点を絞っていきます。
香川県の公立高校受験者の夏休みの目的、それは「中1・中2の内容の総復習」です。
「そんなん当り前やん」と思っている人もいると思いますが、焦らずに最後まで聞いてくださいね。
公立高校入試の出題範囲は中学校3年間で習う全内容ですが、入試には傾向というものが存在します。近年の香川県公立高校入試の傾向から判断すると、出題範囲を
「中1・中2の学習内容」
「中3の学習内容」
との二枠に分けたとき、その比率はおよそ1:1です。
香川県公立高校入試で合格点を勝ち取るためには中3の学習内容だけを理解しておけばいいというわけではありません。学校が休みではない日は日々授業があり、次々と新しいことを習っていくので、今している内容の理解に精一杯になってしまいます。
特に中3の2学期以降に習う単元は各教科共に難易度が高く、入試への出題率もかなり高いです。例年受験生を見てきていますが、2学期に中1・中2の内容を学習する余裕がある子はほぼ皆無です。
だからこそ、この夏休みに”2年間分”の学習内容をどれだけ定着させることができるかが勝負になります。
社会を例に挙げて考えてみます。
香川県公立高校入試の社会は地理、歴史、公民からそれぞれ出題されます。その配分はほぼ1:1:1です。
2学期に入ってしまうと公民の授業しか学校でやりません。ということは出題率の66%を占める地理と歴史に関しての学習が手薄になってしまうのです。
もちろん9月、10月、11月と学習の診断があるのでそれなりに過去の学習内容に触れるようにはなりますが、この時期になると内申点のことで頭がいっぱいで、現行の学習内容の理解にほぼ100%の力を注ぐことになります。
このように夏休みに中1・中2の内容をなっておかないとそれこそ入試直前期に3年間分の復習を強いられることになります。これでは到底太刀打ちできません。
これが「夏は受験の天王山」と言われる所以です。ただ単に「時間がたくさんあるから勉強しておかないと。」という単純なものではありません。
特に定期テストは点が取れても診断テストで点が取れない人は要注意です。この両者では必要な力が違ってきます。
他の教科についても言及したいですが、長くなるので今回はこの辺にしておきます。
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