皆さんこんにちは。Wam種池校の車です。
最近三者面談などで保護者の方々とお話をしていると、家でお父さんやお母さんが教えることもあるがなかなか上手くいかないという声をちょくちょく聞きます。
きっと多くのご家庭でそのようなことが起こっているのだろうと想像します。
親が子に勉強を教えるのがなかなか上手くいかない理由はいろいろあるのだと思いますが、大きな理由はやはり「子供は親の言うことを聞きたくなくなるものだから」「親は子供が思うように出来ないと怒ってしまうものだから」なのではないでしょうか。
もちろん、親は子に対して「叱る」ということはあるのが自然です。私も、勉強に関して親から何か言われたことはほとんどありませんが、それ以外の面では沢山怒られてきました。
ただし、勉強が分からないからと言って叱るのは、良い効果より悪い効果の方がはるかに大きいと私は思っています。
種池校での講師研修でも、分からないことを理由に叱る授業はしないように言います。
授業をするときは、自分が分かっていることと分かっていないことをはっきり伝えてくれるととても教えやすいです。これがあるのと無いのとでは、同じ時間でも学べる量が大きく違ってきます。
分からないと言ったら叱られた、では、今後自分の分からないことを言いたくなくなってしまいます。せっかくのチャンスを潰すことになってしまうのです。
それに、人間は怒られているときには理解力が下がります。怒られないためにはどんな態度・発言をしたら良いか、といったことばかり気にしてしまい、肝心の勉強に集中できなくなるのです。
どうかそのようなことが無いように、ご家庭で勉強を教えるときには、お子さんが自分の分からないことを素直に言えるような空気を作ってください。