こんにちは。Wam四箇郷校です。6月も中旬に差し掛かり、夏日も増えて参りましたね。梅雨の最中である事をふっと
忘れてしまうぐらいハレ模様が続いておりましたが、週末は気持ち久方ぶりの雨模様の様です。湿度も乱高下するでしょう
から、天気によらず、この時期辺りからついついクーラーに頼ってしまいがちなので、身体を冷やしすぎない様に心がけた
いものですね。さて、うかうかしているとあっという間に月末で、期末テストが迫ってくる頃でしょう。私自身も個人的に
変更になった国語の教科書を、一応(笑)「自身」の「勉強」として、すき間時間を見つけては、少しずつ読み進めており
ます。最近は「百科事典少女」と言う作品を読書致しました。これがまた、「高瀬舟」ばりに教科書作品としては長い長
い・・・(笑)と思いながら、戻り読みの繰り返しも含めて30分程はかかったのですが、一それでも気に読み進めてしま
いました。この作品は、作者の方が実際に対峙した「百科事典のセールスマン」とのやり取りがルーツになっている様です
ね。「現実的作品」を好む「Rちゃん」とハッピーエンドなどの「理想的作品」を好む「私」との対照的な人物設定や、彼
女たちの行動や趣向の対比が印象的ですね。「実現」の有無はとりあえず置いといてですが、「やる気」の「根っこ」「原
動力」として、「理想」と言う物は持っておいた方が良いでしょうね。ただ、「都合の良い事」に見えてしまって、ついつ
い「批判」したい気持ちが芽生えてしまう事も「皮肉」ですが「理想」の裏目ですね。「趣向」の違う「私」を事ある毎に
」「批判」する「Rちゃん」の真意は私からすると分かりかねますが、その反面、「百科事典」を、もしかしたら中に吸い
込まれるのではないか?と言うような勢いで読み耽る「Rちゃん」は、「ゆるぎなく証明されている」「沢山の事実」から
「世の中を知る事」の「楽しみ」に目覚めたのかもしれませんね。全て読み終われば、世の中を全てを知る事が出来
る・・・そう考えたらば、確かに「楽しみ」かもしれませんね。だからと言って、「Rちゃん」が正しいという訳では無い
と思うのです。未だそれを経験していない時分は「理想」に過ぎないが、経験すれば「事実」になる事も少なくないでしょ
うから、どちらが「正誤」と限るのはおかしいと思うのですね。「とんとん拍子」の展開は確かに「ご都合主義」と言いた
くなるのは、確かにごもっともなのですけれども・・・(汗)「事実」になる可能性は決して0%とは言えないのですよね。
「Rちゃん」が百科事典を読み耽る理由、私自信の所見ですが、やっぱり「安心する」のだろうか?と思います。「証明」
された「曖昧さ」の無い「答え」を、一つの「バイブル」として手元に置いておきたくなるのは、一種の人の「性」かも知
れないですね。極論を言えば、もはやそれだけ知っていれば、もうそれをそれ以上知る必要が無いと言えるでしょうから。
「曖昧さ」のない「証明された」知識の方が、「曖昧さ」の残る「伝聞」よりも価値が有る事は「明白」でしょうね。いわ
ゆる「勘違い」や「行き違い」も起こらないかもしれません。・・・ですが、人と人とのやり取りは「百科事典」には載っ
ていないのですよね。最近、スーパーに限らずコンビニの方でもいわゆる「セルフレジ」が多くなっていますね。「言葉を
介さないコミュニケーション」が日常生活においても最早主流になりつつありそうですが、当面は人と人との間に「機械」
を挟んだコミュニケーションにおける「間合い」の取り方が大事になりそうですね。一応の「マニュアル」は存在するで
しょうが、やはり、実際のやり取りの方法は載っていないでしょう。そういう意味では「世の中を知った」と言うのは時期
尚早でしょうし、もしも、載る時が来るとすれば、「人」の「機械的」な行動が当たり前になった時かも知れないですね。
逆に「勘違い」や「行き違い」が起きて欲しくない気持ちは恐らくどなたにも有ると思いますから、それら「齟齬」を完全
に失くせるのであれば、という意味では、矛盾する様ですが、「百科事典」に載ってしまった方がとまでは行かなくとも、
幾つかのセオリーさえ覚えておけば「人に好かれる」「マニュアル」等が存在してしまう位の時がやって来る方がいいのか
もしれないと考えてしまうとすれば、これまた皮肉な物だと思います(汗)でも、やっぱり「礼儀」や「言葉遣い」は大事
だとおもいます。※上記、決して作品の「批判」では無いので悪しからず・・・。晴天の有無に関わらず、夏日が続きます
から、体調にはくれぐれも気を付けて下さい。