ブログをご覧の皆様こんにちは。
個別指導Wam東豊校の涌井です!
新発田市内の多くの中学校では、先週に新年度1回目の定期テストが行われました。
テスト1週間前はテストのための特別授業や自習に来る生徒が多く賑やかでした。
今年から中学校は教科書が変わり、例年では取り扱わない問題などもありました。
時代の変遷とともに教える内容が変わってくるんだと、しみじみ実感しているところでした・・・。
また、問題を見てみると各学校で特色があるな~と見ていて思いました。
ここでは、今回のテストで僕が見ていて面白いなと思ったテストの問題の1つをご紹介いたします!
(後2,3問あるので来週にも書くかも?)
①N中学校 1年 社会
この問題の面白いところは何といっても、地図や会話文、資料を融合させたところですね。
これからの時代はただ単純な暗記能力だけでなく、複数の資料を読み込んで正解を導く問題が増えてきます。
この問題は正に、複数の資料を読み取らせる問題なのです!
きっとこれを作った先生も、教育改革を見据えて作ったに違いないです。(多分・・・。)
詳しく見ていきましょう。
(1)は最初に地図を利用した緯度経度の問題です。
例を示してくれているので、多少の誘導をかけてくれている問題となっています。
そのため、難易度はそこまで高くはなく、前菜のような問題です。
(2)は会話文を利用した問題となり、ここから難易度が上がりますね!
資料と地図と会話文から①、②に当てはまる選択肢や適語を埋めていきますが、
これは難しいですね!!
何が難しいかって、
色々なところに目線を飛ばして必要な情報を取ってくる操作を必要としている問題なのです。
①をこたえるためには
1st:『まおさん』がどこにいるのか【地図2】を見て確認
2nd:【会話文】から『まおさん』のいる地域の季節を読み取る
3rd:季節の変化を【資料2】から読み取る
4th:季節の変化に適する選択肢を選ぶ
このように、1つの問題を解くために複数の作業を要求しているのです。
いや~、難しい問題ですよね~。
なかなか、この問題をしっかり解けた生徒は少なかったのではないでしょうか?
これをしっかり解けた方は、資料の読み取り能力が高いと言っても過言ではないですよ。
ただ単純な暗記していれば正解できる問題ではなく、
必要な情報を資料から読み取ることで正解を導く。
真面目な話、このような能力を問う問題は高校入試は勿論のこと大学入試でも増えてきます。
今後の教育情勢を意識した非常に良い問題だなと感心しておりました。
(生徒からしたら難しいから、勘弁してくれよ・・・。って感じですが笑)
このように、社会もただ単純な暗記だけでなく、
複雑な思考力を要する問題が増えてきます。
こんな頭を使う問題がスラスラ解けるように、皆さんも楽しんで勉強していきましょう(^^♪