こんばんは、多肥校の木村です。講師と生徒の日常の会話をきいていると、「自分の好きな教科ばかり勉強して苦手教科になかなか手がつけられない。」という話をよく耳にします。
テスト前後になると「苦手な教科は、どうやって勉強すればいいですか?」と質問をよくうけます。生徒にもよりますが、多少なりとも得意・苦手教科はあるはずです。私も学生時代もちろん苦手な教科があり、なかなか勉強する気にならない上に、学校での授業も集中できず、余計にわからなくなり、さらに苦手になる悪循環にハマった経験があります。
では、子どもたちは一般的に何の教科を苦手と思っているのでしょうか。理想は教科を好きになることですが、まずは「嫌い」からの脱出を目指すことからです。
学研教育総合研究所の「中学生白書Web版」(2018年9月調査結果より)によりますと
中学生が、好きな教科として選んだ上位3つの教科は「数学」(21.5%)、「英語」(13.0%)、「国語」(12.8%)
一方で、嫌いな教科の上位3つの教科は「数学」(24.2%)、「国語」(16.0%)、「英語」(13.5%)
となり、好きな教科あるいは嫌いな教科のどちらも1位の「数学」(好き・嫌いの合計、45.7%)が、2位の「国語」(28.8%)と3位の「英語」(26.5%)を大きく引き離す結果になりました。
さらに、小学生の調査でも好きな教科・嫌いな教科ともに「算数」(28.1%)が1位でした。
「数学」の授業内容が中学生になると複雑になり、覚えないといけないことが増えて、簡単には答えが出なくなっているという点も、「嫌い」な教科になったと考えられます。
また小学生の時に「算数」が嫌いで、基礎の部分ができていないと、中学校での授業についていけず、やはり「嫌い」になりやすいとも言えます。数学に苦手意識があることがわかりましたが、男女比や学年比さらに個人で違いはありますが、克服する方法としていくつか参考にしてみてください。
苦手克服の1つ目は「苦手だと決めず、逃げないこと」ことです。勉強にだけでなく苦手な食べ物・運動・人など苦手と思っていると、悪いところばかりに目がいき、ますます苦手になることもあります。苦手な教科も同じで「苦手だと決めつけず、逃げないこと」向き合う姿勢が第一歩です。
2つ目は「目標を具体的に決めること」です。目標や目的を明確にすることで取り組む姿勢が変わります。健康やダイエットのために苦手な運動にチャレンジする際、目標を何も決めず運動する人はいません。〇〇㎞ウォーキングするや〇〇㎏痩せるなどの目標があるから人は頑張ることができます。
人間は目標を明確にすることで成長します、最初から大きな目標はいりません。身近な目標を立て小さな成功・小さな達成感を積み重ねることで気づけば苦手克服なっています。ですから苦手教科はできる限り毎日取り組む習慣をつけることで克服することができるのではないでしょうか。
3つ目は「原因を追究すること」です。確かに数学(算数)、国語、英語といった教科を苦手としている子どもは多くいますが、最初から苦手教科ではなかったはずです。特に数学(算数)や英語など系統教科はつまずきの原因を知ることも必要です。例えば数学が苦手なら小学生レベルの算数まで戻り再度積み重ねていけばいいのです。
4つ目は「予習をすること」です。ただでさえ苦手でやりたくない、苦手なのに予習なんて無理、と思われるかもしれません。しかし、苦手教科こそ前もって勉強し次に習う内容をあらかじめ知っておくべきです。予習といっても大切なのは理解することでなく、教科書などをもとに「次はこんなことを習うんだ」と目を通すことです。授業で明日やることがわかるだけでも、授業に臨む姿勢が変わりますよね。大切なのは知ることです。
・「苦手と決めず、逃げないこと」
・「目標を具体的に決めること」
・「原因を追究すること」
・「予習をすること」
ただ、苦手をひとりで克服することは難しく子どもであればなおさらです。私も学生時代野球に打ち込んだ時期がありました。ひと昔前の世代ですから、部活動中は水を飲むことを禁止されており、暑い夏は地獄のようでした。いかに厳しい状況でも周りが頑張っている姿を見ることで自分も強い気持ちを維持できました。一人だけなら決して続かなかったと思います。
皆さんもよくご存じの「RIZAP(ライザップ)」CMなどでも拝見するとよほど厳しいことをしているイメージですが、実際に通っていた知人から聞くと、トレーナーが正しい管理とサポート(応援)をしっかりしている。今まで何度も諦めたり先延ばしにしていたが、おかげで諦めずに頑張っていると話してくれました。ちなみに結果もでて満足しているそうです。
人は誰しも勉強だけじゃなく苦手な食べ物・運動・人など苦手(好き・嫌い)があります。
苦手(嫌いは)何か変化を加えなければ、いつまでも苦手のまま変わることはありません。人は誰しも弱い生き物です。自分一人で難しければほんの少し勇気をだして誰かを頼ってみることで、見方が変わるはずです。
最初に私が学生時代のお話をしましたが、苦手な教科があるとなかなか勉強する気になりません。この気持ちは他の教科にも影響します。これらのことを防ぐためにも、わかるから出来るになり、学校での授業に集中できる環境と習慣を、講師共々全力でサポートをしています。
【Wam香川=Instagramやっています】
インスタグラムで香川県内の各教室内部のより詳しい活動内容を、リアルタイムで皆さんにお届けしております。
ぜびチェックしてください!