先日、テレビを見ていたときのことです。
宇宙で紙飛行機を飛ばすとどうなるか、という問題がありました。
答えは、3択です。
a、上に飛んでいく
b、そのまま真っすぐに飛んでいく
c、下に落ちていく
みなさんは、分かりますか?
かつて、宇宙飛行士が船内で行った実験の一つです。
結構、有名な問題だったようです。
ですから、知ってる方もいるでしょう。
恥ずかしながら、私は、あまりこの問題を知りませんでした。
さて、シンキングタイムです。
宇宙なので、外から力が加わらない限りは、
慣性の法則により、真っすぐ飛び続ける。
だから、答えはb!
こんなの楽勝⤴楽勝⤴と、高を括ってテレビ見ていました。
と・こ・ろ・が、
なんと紙飛行機は、上に飛んでいくではないですか!!!
うっそー!!!
久しぶりに、自分の目を疑いました。
自分にとっては、かなりの衝撃映像でした。
もう一回、シンキングタイムです。
一体、何を見落としていたんだろうか???
テレビの解説が始まる前に、何としてでも見つける!
そう思いながら必死に考えて、何とか見落としに気づきました。
私が、何を見落としていたのか分かりますか?
見落としていたのは、なんと「空気」です。
宇宙ステーションには、
当たり前ですが船内の宇宙飛行士用の空気があります。
少し難しくなりますが、空気によって揚力という上に向かう力が発生して、
紙飛行機は上に飛んだというわけです。
さて、定期テストが近づいています。
解答するときは、パッと飛びつかないで、
何か見落としをしていないか、よーく考えてくださいね。
ちなみに、宇宙ステーションの中ではなく、
空気のない宇宙空間に紙飛行機を飛ばせば、
理論的には、星などにぶつからない限り、
ずーと飛んで行きますよ。
中山校 渡辺