教室ブログ

2021.05.25

vol.7:漢字検定

こんにちは、多肥校の木村です。

教室のとなりにある多肥保育所からは元気に遊ぶ子どもたちの声が聞こえてきます。

そんなに子どもたちの声に日々、私も元気をもらっています。

 

先日、小学生のお子さんを迎えに来られたお父さんが「うちの子は字が雑で、とにかく漢字が苦手です。」とおっしゃっていました。

漢字は大人になっても使いますよね。

 

特に地域名など読むことも難しい漢字があります。以前、県外から引っ越してこられた方が「仏生山」(ぶっしょうざん)「栗林」(りつりん)など県内では当たり前の地名にも難読なものが実は多くあります。漢字に苦手意識がある・漢字が覚えられないという人も一定数いるのも事実です。

 

私は生徒に漢字を克服するために『漢字検定にチャレンジする』ことを勧めています。

 

『漢検』とは公益財団法人 日本漢字能力検定協会が実施している「日本漢字能力検定」のことで10級~1級の全12段階(準2級、準1級を含む)のレベルに分かれているので、小中高生は学校での学習とも合わせることができて、自分のレベルがわかりやすく目標を決められます。さらに大学生、社会人など幅広い方が気軽に受検できます。

 

漢字検定 学年別検定級
・10級:小学1年生程度        対象漢字数(80字)
・9級:小学2年生程度         対象漢字数(240字)
・8級:小学3年生程度         対象漢字数(440字)
・7級:小学4年生程度         対象漢字数(642字)
・6級:小学5年生程度         対象漢字数(835字)
・5級:小学6年生程度         対象漢字数(1026字)
・4級:中学生在学程度         対象漢字数(1339字)
・3級:中学卒業程度          対象漢字数(1623字)

・準2級:高校在学程度         対象漢字数(1951字)
・2級:高校卒業・大学・一般程度    対象漢字数(2136字)

・準1級:大学・一般程度        対象漢字数(3000字)
・1級:大学・一般程度         対象漢字数(6000字)

 

漢字検定は年間、約200万人が受検します、2020年度第3回では、約61万人中、約17万人が3級を受けています。漢検の級別の受検者数は3級が最も多く、その次が準2級の約9万8000人、4級の約9万3000人、5級の約6万2000人と続きます。

 

小学生・中学生・高校生・大学生、社会人における資格取得メリットはそれぞれ違いますが、主に小中高生の受検が多い理由は3級の取得において、高校入試の内申評価につながるため学校からも勧められています。さらに上位級の取得は大学受験・就職にも有利になるため早い段階でチャレンジすることが大切です。

 

とくに基礎学力を学ぶ小学生にとって、漢字は一番重要な基礎学習と言っても良いほどです。漢字ができないと、全ての勉強つまずいてしまいます。日本語の語彙の中心になる漢字を知ることは言葉を知ることと同じです。言葉を知ることは文章を読んだり書いたり理解したりする力になります。もちろん漢字だけでなく語彙力・文章力などの基礎学力向上につながるのです。漢字検定は「漢字を書く」ことだけが出題されると思われている方もいます。しかし級によっては小学生の出題内容だけでも(漢字の読み・漢字の書き取り・筆順・画数・部首・送り仮名・対義語同音同訓異字・四文字熟語)などが出題されるため学校やご家庭での対策はかなり難しいと言われています。

 

合格基準も級によって異なり

・10級から8級は150点満点80%程度

・7級から準2級は200点満点70%程度

・2級から1級は200点満点80%程度

が基準になります。

 

Wamでは漢字検定の対策授業も強化しております。

  • 画数を正しく書く。
  • 字の骨組みを正しく書く。
  • 突き出るところ、突き出ないところを正しく書く。
  • 字の組み立てを正しく書く。
  • 一画ずつ丁寧に書く。
  • よく似た別の字(また字の一部分)と区別がつくように書く。

 

さらには採点の対象影響する・続け字や細部のつぶれ、解答欄の記入、不要な部分がある字など答案用紙は機械で読み取るため、機械が読み取らないほどの薄い字に注意して指導を行っています。Wam多肥校では常日ごろから、漢字の読み書きだけでなく筆順・画数・部首・送り仮名・対義語同音同訓異字・四文字熟語など幅広く対応しています。

授業前後の時間や自習時間を利用し生徒自ら取り組める環境を準備しています。

 

本来漢字には様々な意味があり楽しく学べるものです。

私自身、小中学生時代いくら注意されても普段のノートや宿題など字をきれいに書こうとは全く思わず、いかに早く終わらせるかを考えていました。字が苦手な子どもは学校の勉強でもテストでもなく、まず字について楽しみながら漢字を通じて「わかった・できた」と少しの成功体験をたくさん与えることが大切です。ゲームと同じようにまずは興味をもつこと、楽しければ子どもはどんどん吸収し学びます。

 

重要語句の暗記をしている時に「漢字はめんどうくさいから」といって、全て「ひらがな」で学習しようとする人がいます。そういう生徒はもちろん、確認テストの時も全て「ひらがな」で解答しています。

「こんでんえいねんしざいほう」「さかのうえのたむらまろ」「ほうじょうやすとき」など…でもこれは絶対にやめましょう。

 

テストで「漢字指定」がなければ「これでも得点にはつながります」が、その後が大問題です。

 

高校の社会科のテストは、漢字で解答しなければ全て「×」となります。たとえ「ひらがな」で正解を書いていたとしても「×」です。

 

中学生が「高校に入ってから漢字頑張る」なんて聞く事がありますが、定期考査のテスト勉強期間を社会の漢字学習に費やすつもりなのでしょうか?

 

高校の勉強は漢字学習に追われて乗り越えられるほど易しくありません。

 

漢字には漢字の意味があって、「こんでんえいねんしざいほう」も、ひらがなで書いても“良し”とするテストがあっても、必ず漢字で書きましょう。

 

ひらがなで書いても意味が分からなくても、漢字で正しく「墾田永年私財法」と書けば、

「墾田した地は」「永年に」「私財とできる」「法律」と、漢字書いて初めて意味がわかります。

 

Wamでは漢字検定のほかにも英語検定や数学検定もあります。

 

漢検をはじめ、各検定にチャレンジすることで「漢字」「英語」「数学」の基礎的な学力の向上はもちろん良い事ざんまいですね。

 

 

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