こんにちは。個別指導ワム西湊校の下田です。
いつも有難うございます。
今からちょうど45年前となる
1977年5月25日に、あの伝説の映画
「スター・ウォーズ」の第1作「エピソード4」が、全米で公開となりました。
「スター・ウォーズ」を今さら説明する必要はないかもしれませんが、まだ見ていない人もいるかもしれませんので、少しだけお話をさせていただきます。
まず、製作者は「ジョージ・ルーカス」です。
ジョージ・ルーカスは、スターウォーズ作品のみならず、「インディ・ジョーンズシリーズ」の生みの親でもあります。
スター・ウォーズは、エピソード1からエピソード9まで、全9作品があります。
1977年のエピソード4を皮切りに、エピソード5(1980年)、エピソード6(1983年)の旧三部作が製作され、16年後、エピソード1(1999年)、エピソード2(2002年)、エピソード3(2005年)の新三部作が製作されました。ここでシリーズは、一度幕を閉じました。
ジョージ・ルーカスは、自分の制作会社を、
ウォルト・ディズニー・カンパニーに売却しました。
その後、エピソード7(2015年)、エピソード8(2017年)、エピソード9(2019年)の続三部作が製作されました。
ジョージ・ルーカスは、日本人である
「黒澤 明」監督の大ファンです。
黒澤 明(1910年-1998年)監督は、日本映画を代表する映画監督です。
黒澤 明監督は、1989年にアカデミー賞の名誉賞を受賞されています。1998年には、没後ではありますが、国民栄誉賞も受賞されています。
代表作として、「羅生門」「七人の侍」「影武者」「乱」などがあり、どれも名作ばかりです。
スター・ウォーズの生みの親であるジョージ・ルーカスが、日本人の黒澤明監督の大ファンなので、スター・ウォーズは、黒澤明監督作品と日本の文化に大きく影響されています。
そのことが、日本人にスター・ウォーズファンが多い、大きな理由の1つと言えるでしょう。
それでは、影響を受けている例を下に示します。
①「フォース」と「ライトセーバー」を用いて戦う騎士「ジェダイ(Jedi)」という言葉は、「時代劇」に由来します。
②悪役として名高い「ダース・ベイダー」の黒いヘルメットやマスクは、戦国武将「伊達 政宗」の漆黒の鎧兜を参考に作られています。
③マスター「ヨーダ」は、大阪芸術大学教授「依田 義賢(よだ よしたか)」先生をモデルにしています。
④ジェダイの騎士たちが、「ライトセーバー」を持つ時、基本的に剣道と同じく両手で持ちます。
ちなみに、アメリカの別のヒーローたちが剣を持つ時は、ヨーロッパの影響を受け、フェンシングの構えのように、片手で持つのが普通です。
⑤ジェダイの騎士たちの衣装は、日本の着物や柔道着にかなり似ています。
⑥主人公「ルーク・スカイウォーカー」の師匠である「オビ=ワン・ケノービ」は、黒澤監督のほとんどの作品で主役を演じられた「三船 敏郎」さんをモデルにしています。また、名前の「オビ=ワン」とは、「帯の1番すなわち黒帯」から名付けられています。
⑦スターウォーズには、憎めない2体のドロイド(ロボット)が登場します。それは、すらっとした「C-3PO」と、ずんぐりむっくりの「R2-D2」です。
この2体は、黒澤明監督の作品「隠し砦の三悪人」の「太平(千秋実さん)」と「又七(藤原釜足さん)」をモデルにしています。さらに、同作品の中にお転婆で男勝りなお姫様「雪姫(上原美佐さん)」からインスパイアされて「レイア姫」が誕生したそうです。
この他にもまだあります。
ぜひ、これを機に、「スター・ウォーズシリーズ」作品はもちろんのこと、「黒澤明監督作品」も観賞されることをお勧めします!
日本文化の奥深さや、日本に住むことのすばらしさを感じ取っていただければ幸いです。
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