教室ブログ

2021.05.22

vol.4:心に火をつける

こんにちは多肥校木村です。

今回のテスト期間中、ある生徒が毎日のように自習にきていました。

その子を仮にAさんとしましょう、そのAさんは毎日自習に来ていたので、「毎日自習にきて頑張っているね!えらい!」と声をかけました。
するとAさんはなんだか浮かない顔で「だって、お母さんが毎日自習に行きなさいっていうから、、、」と小さな声で話してくれました。

 

そこで、Aさんの気持ちをしっかりと傾聴したうえで、私からお母さんが意図として伝えたかったであろうこと、つまり自習室の利用の意図・テストの重要性・この努力はどう繋がるかなどをAさんに伝わるように話していきました。
するとAさんの表情が変わり、「テストで90点取れるように頑張る!」と前向きな発言をするようになり、表情も明るくなっていました。

 

 

「もうすぐテストだけど。勉強、大丈夫?」
「あなたのためなのだから、勉強しなさい!」
「勉強してないと、将来困るよ。」

 

テストが近づくたびに、ついつい子どもに対して口にしてしまうことはありませんか。私自身も自分の子どもによく言ってしまいます。子どもを持つ親なら誰でも思うことなのです。

ですが、小学生の高学年から中学生になると、だんだんお父さんお母さんの話を素直に聞くことが出来ず、反抗的になり、言い合いになったりすることもありますよね。
その言葉の真意は「今頑張ることで、絶対に将来のためになる。逆に今頑張らないと、大変な苦労を負ってしまう。」という事実と経験を伝えようとする親心です。

 

ただ、その意図を子どもが感じることは難しいかもしれません。子どもは勉強することの必要性は理解しています、ただ友達と遊んだり、ゲームをしたりなど自分にとって楽しいことが優先されてしまう傾向にあります。

やりたいことと、やらなければいけないことがある時、まずはやらなければいけないことを優先して実行しなければいけません。これは、勉強だけではなく様々なことに対しても当てはまることです。

 

 

話は戻りますが、「勉強しなさい」という言葉に対して子どもたちは「なぜ、勉強しないといけないの?」と疑問に思っていたり、「わかっているよ!」とどこか投げやりな返事になったりします。

勉強は子どもたちだけでなく多くの大人にとっても、楽なものではありません(本来、学びは楽しいものだと私は思いますが)。私も中学生のとき一時的な反抗時期がありました。先生や両親からの「勉強しなさい」という言葉に対して、日々嫌気がさしていました。

 

そんな中、母親に「なんで勉強なんかしなければならないのか」と問いかけたところ、「大人になれば分かるよ」という答えにならない答えに不満を抱いたことを鮮明に覚えています。当時の自分には全く理解できませんでした。ですが中学3年生になり高校受験に向け真剣に勉強に取り組むようになり、当時の塾の先生が「受験という壁を乗り越えることで、この先の人生の糧に必ずなるから、本気になってやってみなさい。」という言葉をかけていただき、少しずつですが目標に向け努力する大切さを学びました。しかし受験を経験して逆に自分の本当に行きたい道に進むための準備を小中学生の早い段階にしていたらという後悔が心のどこかにありました。

 

少なからず私と同じような経験をされ、子どもたちに少しでも早い段階で気づいてほしいという気持ちを持った保護者さまは数多くいらっしゃると思います。それに向けてご家庭内において、より良い環境を準備しサポートされていると思いますが、日常での学習習慣のことや勉強の指導の悩みは多く聞きます。先ほどもお話しましたが、子どもたちは優先することを間違うことがあります。そんなとき、保護者さまもつい感情的になって子どもと口論になることもありますよね。

 

子どもは正論を嫌います。大切なのはただ単に正論を振りかざすだけでなく「何故やらないといけないのか」を子ども自身が理解する必要があるのです。子どもは素直なので他人からの助言に心の底から納得することが出来れば、すぐに行動が変わります。

行動が変わればそれが習慣となり、習慣が変われば人生が変わります。

 

だからこそ我々の使命は「子どもの心に火をつけること」です。

勉強に対し始めは後ろ向きになっていましたが、Wamで頑張ることによって、少しずつ自信がついていき前向きになる子どもたちをたくさん見てきました。だからこそ伝えたい事があります。

 

先ほど「子どもの心に火をつける」といいましたが、火のつけ方は子ども一人ひとり異なります。例えば今時代インターネットで「なぜ勉強するのか」と検索するとたくさんのサイトや記事がでてきます。一般論でいえばどれが正解で、どれが不正解かは一概に判断することはできません。
むしろ教育者目線からみればすべて正解です。しかし勉強する子どもにとって何が響くのかは実際にその子と関わり、コミュニケーションを取らなければ分からないことです。

 

私木村自身、常に生徒達と向き合い一番の理解者を目指します。

 

 

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