こんにちは。個別指導ワム西湊校の下田です。
いつも有難うございます。
今回は、「STEAM教育」、「STEAMS教育」について、お話をさせていただきます。
「STEAM教育」、「STEAMS教育」と聞かれて、どのような教育を想像されますか?
私は、この言葉を初めて目にした時、「スティーム」から「アイロン」や「蒸気機関車」、「やかん」の「湯気」や、「元気」というキーワードを思い起こし、「湯気が出るくらい熱く、元気で熱血溢れる教育」のことを言うのかな、と思いました。
実際は、「STEAM」「STEAMS」とは、
S Science 科学
T Technology 技術
E Engineering 工学
A Arts リベラル・アーツ もしくは Art 芸術・教養
M Mathematics 数学
S Sports スポーツ
の5つ、6つの分野を表す単語の頭文字をとって名付けられた専門用語で、テクノロジーが日々進化を遂げる中で、今後を担っていく子供たちが身に付けていくべき重要なカテゴリーを表しています。
では、なぜ今「STEAM(S)教育」が重要なのでしょうか。それは、
現在、世界の科学技術は日々進化し続けています。AIと呼ばれる人工知能やロボットが至る所で社会進出しています。私たちの生活の中には、スマートフォンやタブレットなどの電子機器が増えています。また、携帯電話ショップや、家電量販店、飲食店などの入り口には、「ペッパーくん」と呼ばれるロボットが案内をしているのをよく見かけます。さらに、車が自動運転できる時代は、間もなくやって来るに違いないでしょう。
科学技術の進歩は今後さらに進み、社会では今よりも多くのAIやロボットの活躍が予想されます。
このように社会が劇的に変わっていく中でますます必要となるのが、「新たな世界・技術革新を創造できる能力を持つ人材」です。しかしながら、新たな世界・技術革新を生み出すことができるデザイナーやエンジニアは全世界で不足しています。
そこで新たな世界・技術革新を生み出す人材を数多く育てるために、いま世界では「STEAM(S)教育」がどんどん取り入れられているのです。ものづくりに特化した科目を複合させた「STEAM(S)教育」は、今後全世界でますます必要となっていきます。
STEAM教育は、オバマ元大統領が演説で述べたことで、かなり注目されるようになりました。この演説の中でオバマ元大統領は、コンピューター・サイエンスは国の未来のために必要であると述べ、「スマートフォンやゲームで遊ぶだけでなく、実際にプログラミングしてみよう!」と訴えています。
日本では、今後10~20年の間に、約50%の仕事をAIやロボットが担うようになると言われています。つまり、人間の仕事が、どんどん少なくなってしまうということです。
今後日本で求められる人材は、「AIやロボットに使われるのではなく、これらを使える人材」です。
さらに、「新たな技術を生み出せる人材」が、より必要となります。
文部科学省は、2009年頃から力を入れて、「STEAM教育」をいくつか実行しています。
①STEM教育研究センターの設置
②スーパーサイエンスハイスクールの指定
③小学校でプログラミング教育を開始
④科学の甲子園の実施
我々、個別指導ワム西湊校でも、「STEAM(S)教育」実行に向けて、現在たいへん興味深い計画を進めているところです。
ぜひご期待ください!
詳細が決まり次第、ご連絡させていただきますね。
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