こんにちは、個別指導Wam西取石校です。
新学期が始まりました。新たなる学校生活をどう過ごしていますか。充実した日々を過ごせているでしょうか。
新型コロナ第4波により、大阪ではいよいよ「非常事態宣言」が発動されそうです。おちおち勉強する気になんてなれないというのが本音かもしれません。しかし、1ヶ月後には、1学期中間考査があります.コロナ渦の中、どれだけ冷静でいられるか、どれだけ自分を見失わないかが問われています。落ち着かない状況ですが、勉学に励んでほしいと思います。
今回は勉強においても、そして、日常生活においても非常に効果的だといわれている「音読」について話します。
「音読」と聞いて、どう思いましたか。「小学生っぽい」と感じた人も多いのではないでしょうか。「黙読」できるのが大人であり、「音読」してしまうのが子どもという認識です。しかし、現在、脳科学によって裏付けられた根拠をもとに「脳を活性化させる効果がある」として脚光を浴びているのが、「音読」です。
頭の回転が速くなる・記憶力が良くなる・集中力がアップするなど、学習面での効果だけでなく、「音読」には、ストレスを緩和する・コミュニケーション能力を高める・行動力がつく・自制心が強くなるなど、生活の質を向上させる効果があるといわれています。
「音読」がなぜ、これほどの驚くべき効果を生み出すのか。それは、「音読」が脳のあらゆる部位、特に前頭葉の「前頭前野」を強く刺激し、脳を活性化させるからです。
「黙読」の場合、視覚によって文字が脳内に文字情報としてインプットされるだけであるのに対し、「音読」の場合は、そこから、さらにその文字情報を音声情報に変換してアウトプットし、そして、その音声情報をまた聴覚から再インプットし直すという手順が踏まれます。つまり、「音読」することで、【インプット→処理→アウトプット→処理】という脳を使うプロセスが何度も繰り返され、脳が活性化されるのです。
言い回しがすこし難しくなってしまいました。要は「音読」が脳をすごく働かせる行為であり、脳を活性化させる効果がある、積極的に「音読」することが学習のみならず、生活においてもすごく良い影響があるということです。学習効果、そして健康のために、「音読」をすすめます。
脳が活性化するとどのような良いことが起こるのか。前頭葉の「前頭前野」が活性化するとはどういうことなのかについては、次回にお話しいたします。