地域のみなさん、こんにちは。
今回は前回に引き続き漢字のお話をしようと思います。
漢字はもともと中国の言葉ですが、日本に入ってきてからかなり発展していったそうです。
どれくらい発展したかというと、中国に言葉を逆輸入するくらいになりました。
漢字は一字一字に意味がある表意文字です。
ただ外国の言葉(アルファベットなどの一字ごとに音が決まっている表音文字)が入ってくると、中国は漢字だけを使用する国なので、外来語を漢字に変換するのにかなり時間がかかり苦戦していました。外来語の意味と漢字の意味を合わせるやり方で対応していました。
例えば「〇〇センター」は、意味から「〇〇中心」といいます。
一方、日本語は漢字以外にひらがな、カタカナを使用しているので、外来語はカタカナで表し時間をかけて意味に合う外来語を考えることができるのです。
例えば、「オリンピック」→「五輪」、「ビール」→「麦酒」です。
熟語の構成には以下のようなルールがあります。
①似た意味の漢字を並べる熟語 (例、寒冷=寒い+冷たい・救助=救う+助ける)
②反対の意味の漢字を並べる熟語 (例、上下=上+下・左右=左+右)
③前の漢字が後の漢字をくわしくしている熟語 (例、青空=青い+空・牛肉=牛の+肉)
④前の漢字が動作を、後の漢字が「〜を・〜に」に当たる意味を表している熟語
(例、登山=登る+山を・読書=読む+書を)
⑤前の漢字が主語、後の漢字が述語の関係の熟語(例、地震=地が+震える・腹痛=腹が+痛い)
⑥同じ漢字を繰り返す熟語(堂々など)
⑦前の漢字が打ち消しの意味を持つ熟語(例、不明=ない+明らかで)
⑧長い熟語が省略されたもの(特急=特別急行・入試=入学試験)
これは中国でもあまり変わらないようで、明治時代以降に日本で作られた熟語が中国に逆輸入されたようです。
構成や意味を考えるとより漢字が覚えやすくなります。
ぜひ試してみてください。
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