みなさんは、タイトルの”無極”とは、どんな意味だと思いますか?
将棋の藤井聡太さんが、関防印(色紙の右上に押す四角形の印のことです)に、
この言葉を使っています。
私は、最初は全く意味が分かりませんでした。
「極」という漢字から、パッとイメージしたのは、
正極・負極といった電池関係の言葉でした。
私の思考回路は、こんな感じです。
無極→極がない→正極も負極もない?????
電池のことじゃないなぁ~
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北極や南極に関連するわけでもなさそうだ。
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昔、月極駐車場を、「げっきょくちゅうしゃじょう」と読んでいた人がいたなぁ~
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高校化学で、無極性分子というのがあるけど、これも違うなぁ~
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全く、わからん……
みなさんは、分かりましたか?
この”無極”という言葉の意味は、
“極”すなわち頂点や限界といったものは無い、という意味です。
技術が極まるということは無く、強くなるのに限界は無いということです。
藤井さんは、昨年、棋聖と王位の2つのタイトルを獲得して、
既に序列3位にまで駆け上がっています。
それにもかかわらず、
関防印に”無極”という言葉を使う藤井さんの高みへの飽くなき思いには、
凄まじさを感じます。
この”無極”の持つ意味には、みなさんの勉強にも、通じるところがあるでしょう。
勉強する前から、自分の限界を、作っていませんか?
できない問題から、逃げていませんか?
どうせ、自分にはできないよ、と諦めていませんか?
学力の向上に、限界はありません。
逃げずに努力することで、いくらでも伸びていきます。
みなさんと数歳しか違わない藤井さんにできて、
みなさんにできないはずがありまん。
自分の力を信じて、がんばっていきましょう!
中山校 渡辺