こんにちは 出口校の西川です。
今回は最後の段階「透明化」についてのお話しです。
「透明化」
簡単に説明すると、いじめがそこで行われていても、なにか自然の
一部か風景にしか見えなくなる状態を言います。
あるいは全く見えなくなることがあります。
責任ある大人たちもさまざまな言い訳を用意しています。
「子供の世界に大人が口をはさんではいけない」
「自分もいじめられて大きくなった」
「あいつに覇気がないから舐められるんだ」 など・・。
そして、被害者はだんだん「その日ひどくいじめられなければいいや」
と思うようになり、やがてこの恵みを加害者からの贈り物だと感じるように
なります。
加害者の機嫌ひとつで運命が決まるような毎日。
こうなると、加害者はたとへば今日だけは勘弁してやるという
「恩恵」で「透明化作戦」に被害者自身を協力させることが出来ます。
他人の前では加害者と仲良しであることをアピールしたり、楽しそうに
遊んで見せたりします。
しかし、その目は決して笑っていません。
加害者との関係が一生続くような感覚。
その壁は透明ですが、目に見えている鉄条網より強固です。
先日、奈良地裁で下記の判決が言い渡されました。
一度この機会に「いじめ」について皆さんにも考えていただけましてら幸いです。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。
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