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2021.03.16

「なんのために学ぶのか」、生徒と一緒に考えてみた

みなさんこんにちは!

個別指導塾Wam豊田校の松井です(^^)

 

 

少し前に、ある生徒さんから「何のために勉強してるか分からなくなった」という相談を受けました。

よく言われることとしては、「将来の夢をかなえるため」「志望校に合格するため」といったところでしょうが、話を聞いている中でその生徒さんが求めている答えはそのような答えではない気がしました。それは当然知っているけれど、それではない何か別の答えを求めているのかなあ、と何となく感じました。

 

 

 

私自身も高校3年生の夏に部活を引退してからは周りが必死に受験勉強をしている中、勉強もせずに後輩が部活をしているのをぼーっと眺めていた時もありました。何で私はこんなに勉強しているんだろうかと思ったことも何度もありました。そこからなんとか奮起して第一志望の大学に入学し今に至る(本当に紆余曲折ありましたが、今は素敵な生徒さん・保護者の方、講師に囲まれて楽しいです)のですが、生徒に「なんのために学ぶのでしょうか」と聞かれたときに、私自身ももっといろいろな考えを持っておきたいと思いました。

 

 

 

そこで、私も生徒さんと一緒に考えようと思い、本屋さんに行って様々な本を見てみました。その中で池上彰さんの「なんのために学ぶのか(SB新書)」という本が気になったので購入して読んでみました。その中で、私が面白いなと思ったのは「セレンディピティ」のお話でした。

 

 

 

「セレンディピティ」とは、科学者の間でよく使われている言葉で、「たまたま出会ったことから研究が大きく進んでいくというイメージ」のことだそうです。池上さんは「思わぬ発展につながる偶然」と訳していらっしゃいました。

研究が飛躍するきっかけは偶然の出会いによることが多く、その偶然の出会いのことをセレンディピティと呼ぶのだそうです。例えば、有名な逸話にニュートンのリンゴの話がありますよね。実際にあったことなのか定かではないそうなのですが、この場合リンゴに出くわしたのがセレンディピティだということです。

 

 

 

ただぼーっとしていればいいということではなく、何か一生懸命に取り組んでいると不思議とそのような出会いがある、ということだそうなので、何かに一生懸命取り組む必要があります。生徒の皆さんにとってはそれが勉強にあたるのかもしれません。

 

 

 

確かに今年の中3生を見ていても、もともと全く勉強に興味がなかった生徒が、受験期を経て「先生、法律って面白いね!これを知っていたら権力のある人とでも戦えるよね!大学で法律勉強しようかな!」と言って急に大学名鑑を調べ始めたり、塾に通い薬学部の講師と出会って化学に興味が出てきた小学生がいたりと、勉強に本気で取り組もうとしたことによって、自分自身が「楽しい!」と目をキラキラさせて取り組めるもの・ことに出会ったという事例もあったように思います。

 

 

 

勉強する意味として、「自分が目をキラキラさせて楽しめるもの・ことを見つけるため」も一つあるのかなと思いました。(もちろん、ほかにもたくさん考え方があると思います。)

その生徒さんも、いろいろな人の話を聞いて最近はもやもやした気持ちから解放されたようなので、これからまた勉強しながら何か自分なりの答えを見つけていって欲しいなと願うばかりです。

 

 

 

人生100年時代、私も生徒たちと一緒に学び続けてわくわくしながら生きていきたいと思います💪笑

受験が終わった中3、高3生もこれからが楽しい学びのスタートですね🏃

 

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