高校入試では、内申点が重要となります。その内申点の仕組みは、ご存知ですか?
内申点とは、通知表の数値の合計のことです。
9教科が全て3であれば27点となり、全て5であれば45点となります。
その内申点の評価の仕組みは、地域や学校によって異なります。富山では、
「関心・意欲・態度」・「技能」・「知識・理解」・「思考・判断・表現」
で評価されています。それらの全体評価が、評定として1~5によって数値化されています。
そして、数値化の判断基準として、
「定期テスト」・「授業態度」・「提出物」の3つがあります。
上記以外にも評価対象はありますが、上記の3つがメインとなります。
この『授業態度』に関して、いかに重要であるかを書きたいと思います。
授業態度とは、授業を受ける姿勢・気持ちを評価します。
「関心・意欲・態度」の評価に大きく影響するのも、この授業態度です。
「授業を受けている・聞いている」というのは、当たり前のことです。
それだけで評価が上がるのであれば、大半の生徒の授業態度はいいことになります。
ですから、「授業内容に関心が強く、意欲的に受けている・聞いている」と思われて、
初めて高評価となります。
反対に「関心も低く、意欲もない」と評価されれば、低評価となります。
具体的には、
・授業開始時、席に着いていない
・授業の道具(筆記用具、教科書、ノート、プリント)が机に出ていない
・ボーッとしている ・授業とは関係ないことを考えている・よそ見
・居眠り・あくび
・猫背 、・膝を立てる ・頬杖(ほおづえ)をつく
・勝手に立ち歩く
・スマホの使用
・授業中の飲食
・授業中の私語
・先生を呼び捨て・あだ名呼び
・注意に対する言い訳・反論
等といった行動が低評価になりやすいです。上記以外にもありますが、
授業中の態度は、普段の家庭生活が影響する場合が多くあります。
例えば、
授業中にボーッとしている、居眠りをしてしまう=家庭での睡眠が不足。
⇒もしかしたら、夜中にスマホゲームをしているかもしれません。
授業中の姿勢や態度が悪い=家庭での生活が反映している 。
⇒もしかしたら、誰からも指摘されず、その姿勢が良いと思っているのかもしれません。
高校入試には、内申点が入ります。
その中でも、『授業態度』は、メインの判断基準の一つです。
早急に改善しなければ、志望する高校への進学は難しくなります。
まだ大丈夫と思わず、早めの対応が必要です。
何故なら、内申点は2年生から入っています。
1年生だから関係ない、それも危険です。
2年生になってから改めようとも、1年生で出来なかった事が、
2年生になったからといってすぐ出来るようになるという事はありません。