こんにちは!個別指導Wam山の下校の中村です。
前回の基礎編に続き、今回は「英問英答」が誰でも解けるようになる方法の完成編!
*基礎編をまだ見てない人はこちら↓
【受験生必見】「英問英答」が誰でも解けるようになる方法*基礎編*
では今年度の新潟県統一模試の問題を例として説明しましょう。
〈2020年度 第7回新潟県統一模試 大問4より〉
(6)次の①~③の問いに対する答えを、それぞれ3語以上の英文で書きなさい。ただし、数字も英語のつづりで書くこと。
①Do Sophia and her family members like coffee?
②How long does Kona Coffee Cultural Festival continue?
③Why does Sophia love coffee all the more?
*手順①「Yes,Noで答えられるかどうかを判別する」*
疑問文には「Yes,Noで答えられる文」と「主語動詞を使って文章で答える文」の2パターンあること、そしてその見分け方は基礎編で紹介しました。
前回紹介した方法を使って今回の問題を判別するとこのようになるはずです。
①Do Sophia and her family members like coffee?
→文頭がDoになっているので「Yes,Noで答えられる文」
②How long does Kona Coffee Cultural Festival continue?
→文頭がHow long(疑問詞)になっているので「主語動詞を使って文章で答える文」
③Why does Sophia love coffee all the more?
→文頭がWhy(疑問詞)になっているので「主語動詞を使って文章で答える文」
皆さん判別できましたか?
次は各パターンごとの答え方を確認しましょう。
【Yes,Noで答えられる文】
*手順②「問題文の主語&文頭の単語をそのまま使って答えの文を作る」*
まずはYes,Noで答えられるの場合の答え方を覚えましょう!
YESの場合:Yes, (問題文の主語) (文頭の単語).
NOの場合:No, (問題文の主語) (文頭の単語) not.
答え方を覚えられたら実際に当てはめてみましょう。
例えば①の文の答えがYesだった場合、
問題文の主語→Sophia and her family members
文頭の単語→Do
となるため、上記にそのまま当てはめると
Yes, Sophia and her family members do.
となります。
Noの場合も同じようにすると
No, Sophia and her family members do not.
となるはずです。
ですがこのままだと×もしくは減点になってしまいます。
完璧に〇をもらうためには次の手順がとても重要!
*手順③「問題文の主語を代名詞に置き換える」*
英語は繰り返しの表現を嫌う言語です。
手順②の答え方だと、問題文の主語(Sophia and her family members)が全く同じ表現になっているはずです。
なので主語を必ず「代名詞」に置き換えましょう!
今回の主語はSophia and her family members:ソフィアと彼女の家族なので、代名詞に置き換えるとtheyになります。
(代名詞の用法や使い分け方にもコツがあるのでどこかのタイミングで紹介します…!)
さて主語をtheyに直すと…
Yes, they do.
No, they do not.
という文が出来上がりました!
これでYes,Noで答える文は完璧!
【主語動詞を使って文章で答える文】
*手順②「問題文中の主語・動詞を使って答える」*
英問英答で減点されやすいのがこの部分。
答えの文を書くときは問題文の主語動詞をそのまま使えばOK!
そうすると
②How long does Kona Coffee Cultural Festival continue?
→Kona Coffee Cultural Festival continue ~.
という答えの文になるわけです。
(③は少し違った解き方になるので後で説明します)
さて既にお気づきの方もいると思いますが、この文だと〇はもらえません。
そこで次の手順!
*手順③「問題文の主語を代名詞に置き換え、時制を合わせる」*
まずは先ほどと同じように主語を代名詞へ置き換えます。
②の文の主語はKona Coffee Cultural Festival:コナコーヒー文化祭なので代名詞はitに置き換えられますね。
そうすると
②How long does Kona Coffee Cultural Festival continue?
→Kona Coffee Cultural Festival continue ~.
→It continue ~.
となるわけです。
そして文章で答える文の時はさらに時制を合わせなければいけません。
今回は疑問詞(How long)の後ろがdoesで始まっている=現在形&三人称単数の文なので
It continues ~.
というように動詞にsをつけてあげます。
疑問詞の後ろがdidで始まっていたら過去形、完了形のhaveで始まっていたら現在完了形…など、時制をしっかりと見分けるようにしましょう!
さてここからが重要。
問題文を判別できたとしても、文章を読み解いて答えを見つけなければ意味がありません。
次は【Yes,Noで答えられる文】と【主語動詞を使って答える文】の両パターンで使える、答えの見つけ方を紹介!
*手順④「問題文と似ている文を文章中から探す」*
問題文や本文の意味が分からなくても、問題文と似ている文を探すと、その直後に答えとなる部分が書いてあることが多いです。
実際に①~③の文で確認してみましょう。
①Do Sophia and her family members like coffee?
→本文2行目:For my family members in Brazil, it is coffee. I love coffee, too.
この文はソフィアが書いたスピーチの原稿なので、I=ソフィアとなります。
またその前文にfamily members、文末にtoo(~も)という表現があることからfamily members(ソフィアの家族)もコーヒーが好きということが分かるはずです。
よって手順①~④を合わせると、答えの文は
“Yes, they do.”
となります。
②How long does Kona Coffee Cultural Festival continue?
→本文25行目:The festival continues for ten days.
主語・動詞ともに似ている文を発見出来たら、その後ろに書かれていることが答えの中心となるので、
手順①~④を踏まえると
“It continues for ten days.”
となります。
③Why does Sophia love coffee all the more?
→本文29行目:Now I love coffee all the more because I have learned something new about it.
さてWhyから始まる文に関しては少し注意しなければならないことがあります。
Why(なぜ)と聞かれたら、答えは”なぜなら~だから”となりますよね。
英語では”because”が”なぜなら~から”という意味を表しています。
他にも”so ~”や”to ~”と表されていることもあります。
なのでWhyから始まる文は問題文中の主語動詞がそのまま当てはまるわけではありません。
ただ似ている文の近くに必ずbecauseやsoという単語があるはずなので、その後ろに書かれた文章が答えの中心です。
Whyで始まる文はbecauseから始めることと手順①~④を踏まえると、
“Because she has learned something new about it.”
となります。
以上が英問英答を解く手順です!
これで全ての問題が必ず解けるというわけではありませんが、この手順をしっかりと身につければ大抵の問題は解けるようになります。
また細かい部分について説明し始めるとキリがないので、「この場合はどうすればいいですか?」など疑問があったらコメントで教えてください!
最後に今日のまとめ!
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新潟県高校入試まであと21日
大学前期入試まであと12日
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