教室ブログ

2021.01.27

海馬について

こんにちは、個別指導Wam西取石校です。

 

タイトルの「海馬」という漢字をどう読みましたか。

一つには、海にいる馬、英語で「sea horse」、「タツノオトシゴ」という読みがあります。

もう一つには、英語では「sea lion」の「アシカ」という読みもあります。

しかし、今回取り上げるのは、単純に音読みする「カイバ」です。

 

海馬とは、記憶に深く関与している脳の器官の名前です。

耳の奥あたりに左右一つずつあり、小指ほどの大きさをしています。

タツノオトシゴに形が似ていることから、そう名付けられたらしいです。

 

海馬には、外からの情報を受け取り、その情報を一時的に保管する場所としての役割があります。

海馬が情報を一時的に保管しておく期間は約30日だと分かっています。

短期記憶の置き場所が海馬といえます。

 

そして、海馬のもう一つの重要な役割が、その短期記憶を長期記憶として大脳に移すか、

要らないと判断して忘れるかを決定するというものです。

海馬が情報の重要度を取捨選択しているといえます。

 

いやいややっている学習を海馬は重要だと判断するでしょうか。もちろん、「否」です。

好きな曲の歌詞などは覚えようと意識しないでも、知らず知らずのうちに覚えてしまっていることがありませんか。

快感を伴う記憶は、海馬に「重要」と判断されるのです。

 

ですから、やはり(前回からの続きとして)勉強は楽しいという思いを持ってほしいです。

そう思うことで、ぐんぐん記憶力が高まり、学習効果が上がります。

 

「学ぶことは楽しいことだ」をモットーとするWam西取石校でした。

海馬をうまく手なずけて、情報をどんどん長期記憶に移行させるにはどうすればよいかについては、

また、次の機会に。

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