こんにちは出口校の西川です。
勉強の努力と学習効果は、「べき乗」の関係にあることが知られています。
つまり勉強量と成績の関係は単純な比例関係ではなく、
むしろ幾何級数的な急カーブを描いて上昇します。
1,2,4,8,16,32…という具合に最初はゆっくり、
しかし勉強を続けるほどに成績は長足で伸びていきます。
どんな子にも「やる気になる一瞬」はあります。
ところが一生懸命に勉強しても、なかなか思うように成績が上がらない。
それで意欲を失って、勉強を投げ出してしまうのです。
たとえば、今、成績が1のスタート地点にいて、
1000の成績目標に向かって勉強しているとしましょう。
幾何級数の特徴は、最初は伸びがゆっくりだということ。
勉強してレベルアップしても成績は2。さらに勉強してレベルが上がると
4になり、8,16と効果が累積していきます。
こんなに努力したにもかかわらず、現在の成績は32。
目標の1000の高みからすればスタート地点から変わっていないように思えます。
この時点では多くの人は、「なぜこんなに勉強しているのに成績が上がらないのか」
「才能がないのだろうか」と悩みます。
そして1000の成績になった人を眺めて、「とてもかなわない」
「ああいう人を天才というのだろう」と嘆息することでしょう。
しかし、嘆く必要はありません。
忍耐強く勉強を繰り返せば、その後、成績は64,128,256,512…とみるみる上昇するからです。
勉強の成果というのはそういうもので、すぐには表れませんが、
あるとき、突然視界が開けるように、そして爆発するように表れるのです。
512までたどり着けた人であれば、あと一息の努力で目標の1000に到達できます。
これが勉強の相乗効果であり、「努力の継続」こそが一番大事な勉強の心得といえます。
成績アップの秘訣は特別な勉強法などではなく、
成果が表れるまでひたむきに努力できるかどうか。
近道はありません。
やる気を維持して、勉強を続けることが肝心です。
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