こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
中学受験の算数でよく出題されるものに「数列」があります。
1 4 7 10 13 ……
これは,3ずつ増えていっているのがわかりますね。こういった数列を等差数列と言います。
1 3 9 27 81 ……
これは3倍していく繰り返しですね。こういったものを等比数列と言います。
このような単純なものばかりならよいのですが,こんなものもあります。
1 2 2 4 3 6 4 8 ……
一見すると,増えたり減ったりで,規則性がないように思えるかもしれません。
でも,これを1個置きに見ていくとどうなるでしょう。
1 2 2 4 3 6 4 8 ……
等差数列と等比数列が交互に置かれているのがわかりますね。
では,これはどうでしょう。
1 2 3 5 8 13 21 34 ……
増え方に規則性があるわけではありませんね。
これはたし算をし続けているのです。
1+2=3 2+3=5 3+5=8 5+8=13 ……
こういった数列をフィボナッチ数列と言います。
さらに……
1 2 6 16 44 120 328 896 ……
これも計算結果が数列を構成しています。
(1+2)×2=6 (2+6)×2=16 (6+16)×2=44 ……
数列などの問題を解くうえで必要とされるのは,観察と試行錯誤だと言えます。
よく見ること,そして,あたりをつけていろいろと計算してみることです。
観察と試行錯誤,実社会でも必要とされることですね。
算数(数学)は,言わば「人生の予行演習」なのです。