こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
ここ数日,日本海側や山間部は大雪に見舞われています。
関越自動車道では2000台以上の車が立ち往生してしまいました。
冬の東京は寒くても晴れる日が多く,雪が降ることはあまりありません。
それでも,2018年の1月には大雪の日があり,小宮町校も休校を余儀なくされました。
八王子市の小学校4年生が使っている『ひろがる言葉 小学国語 四下』(教育出版)には,「雪」という単元があります。
そこには,雪にまつわる唱歌や詩歌,そして雪に関する様々な言葉が並べられています。
その中に,こんな詩がありました。
積つた雪
上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。
下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。
中の雪
さみしかろな。
空も地面もみえないで。
なんと優しい詩なのでしょう。
これは金子みすゞの詩です。
世の中の人々も,それぞれの立場でそれぞれの苦労をしている,などと解釈するのは野暮というものでしょう。
そんな理屈ではなく,ありのままを感じたい詩です。
うまそうな雪がふうわりふうわりと
舞い落ちる雪は,確かにわたあめのようですね。
これは小林一茶の句です。
雪は人の心を優しくする,などと言うと,雪国の人に叱られてしまうかもしれません。
でも,東京に暮らす私たちは,心のどこかで雪の降る日を待ち望んでいるような気がします。