教室ブログ

2020.12.16

算数の「暗記」

こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。

 

13日に首都圏模試センター中学受験合判模試が実施されましたが,算数でこんな問題がありました。

 

4枚のカード0⃣,1⃣,3⃣,5⃣があります。このうち3枚を並べて3けたの整数を作るとき,次の問いに答えなさい。

 

⑴ 3けたの整数は全部で何通り作れますか。

 

⑵ 3の倍数は何通りできますか。

 

⑶ 5の倍数は何通りできますか。

 

(1)は,100の位には0⃣が使えない,というところがポイントですね。

さらに,(2)と(3)では,倍数を考えなくてはいけません。

 

5の倍数はすぐにわかりますね。

1の位が0⃣か5⃣であれば,何けたあっても5の倍数です。

 

では,3の倍数は?

これも中学受験生にとっては常識かもしれません。

それぞれのけたで使われている数字を足した値が3の倍数だったら,もとの数も3の倍数ですね。

ですから,3つ足して3の倍数になる組み合わせを考えればよいわけです。

 

0+1+5=6

1+3+5=9

 

したがって,0⃣と1⃣と5⃣を使った3けたの整数と,1⃣と3⃣と5⃣を使った3けたの整数,ということになります。

 

ちなみに,9の倍数も,数字を足すと9の倍数になります。

この他,2の倍数は下1けたが2の倍数,4の倍数は下2けたが4の倍数です。

 

算数には,このように知らなくても解けるけれども知っていると楽に解ける(=間違えにくくなる)ということが結構あります。

中学受験生には,算数の「暗記」も必要なのです。

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