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2020.12.16

【理科】原子は、確かに小さいけど‥‥‥

前回の中学3年生の理科の定期テストでは、

イオンが出題されたました。

イオンとは、プラスやマイナスの電気を持った原子のことですが、

なんだか難しいですよね。

 

原子やイオンに難しいというイメージが付きまとうのは、

小さくて目に見えないからでしょう。

見えないものを理解するのは、大変です。

 

以下の内容は、分かりやすさを優先させるため、

厳密さには少し欠けた内容になっていることをご容赦ください。

 

原子は、確かに小さいです。

仮に、原子をテニスボールの大きさにまで拡大すると、

テニスボールは、地球の大きさにまで拡大されることになります!

 

つまり、原子でテニスボールをつくるということは、

原子を目に見えるように、テニスボールの大きさにまで拡大すると、

テニスボールを使って、地球をつくるのと同じということです。

それくらい、原子は小さいのです。

 

けど、本当に原子は小さいのでしょうか?

 

原子が小さいというのは、

私たちが見たり触ったりすることのできるものに比べたら、

という内容が、言外に隠れています。

ところで、この世に先に存在していたのは、

原子ですか?それとも、身の周りのものですか?

当然、原子が先ですよね。

ここで、発想の転換です。

 

原子が先に存在している以上、原子の大きさに、大きいも小さいもありません。

原子しか存在しない世界なら、大きさを比べるという考えすらありません。

つまり、原子が小さいのではなく、私たちや私たちの周りのものが、あまりにも大きいのです!

 

発想の転換は、今まで考えもしなかった疑問へと導きます。

 

なぜ人間は、こんなに大きくならなければならなかったのだろうか?

テニスボールは、一体いくつの原子でできているのだろうか?

地球は、ものすごい数の原子でできているけど、バラバラにならないのか?などなど。

 

今は、学校の授業で習ったことを、覚えることで精一杯でしょう。

けれど、何でもかんでも鵜呑みにはせず、

常に「なぜ?」という疑問を持つ姿勢は、大切にしましょう。

そこから、既成概念の枠を超えた自由な発想が、生まれていきますよ。

 

中山校  渡辺

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