科目の好き嫌いは誰にでもあると思います。そして、その理由も様々です。解くのに時間がかかったり、解く過程がややこしかったりすると、その科目を嫌いと思ったりもするのでしょう。逆に、比較的スラスラと解けてしかもそこそこの点数を取れる科目は、好きな科目に分類されるのでしょうか。
さて、生徒の中には(今までの経験上、特に女子生徒に多いように思います)、学校の先生が嫌いだからその先生の教えている科目も嫌い、という子もいます。私が中学生・高校生の時にもそう言う同級生がいました。まさに「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということなのでしょう。当時の私は、「先生の人格と科目は全く別物なのに」と思いながら聞いていました。
かくいう私は、好きな科目や嫌いな科目はありません。これは、すべての科目を満足に解ける、という意味ではありません。そもそも、科目を好きか嫌いかで捉えたことがなかったからです。私がいくら英語が嫌いだと言ったとしても、周囲の大人たちから「じゃあ英語はやらなくて良いよ」と言ってもらえるわけがないと考えていたからです。
自分が何を思ったところで、やるべきことは変わりません。そこは切り離して考えるべきでしょう。世の中は自分を中心に動いているわけでもなく、むしろ自分が世の中に合わせなければならないのです。自分の感情ばかりを優先する人間になるべきではありません。自分の感情だけを優先していると、周囲に迷惑をかけることにもなりますし、何より自分が迷惑をかけていることにさえ気が付きません。
話が逸れましたが、自分の感情とやるべきこととの間に葛藤が生まれた場合、後者を優先した方が良いということです。そこは切り離して考え、冷静に判断しましょう。