こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
宇津木台小学校の6年生は,卒業文集に載せる作文を書くことに追われているようです。
学習発表会の時から,毎日のように作文を書いて(書かされて?)きたそうです。
自分自身が小学生の時もそうでしたが,小学校では行事のたびに作文を課せられます。
ですが,先生から技術的な指導を受けた記憶はあまりありません。
運動会でも遠足でも,ただ出来事を書き連ねていくだけのものになってしまいがちでした。
その後,多少なりともまともに書けるようになったのは,誰かに指導されたからでも,練習を重ねたからでもありません。
国語(現代文)の問題を解いているうちに,文章の形式や言葉の使い方が身についていったからです。
良質な文章を読んでいると,文章を書く力も自然に養われるのです。
読書をすればよいのはもちろんのこと,国語の問題を通じて文章を読むのでも同等の効果が得られます。
「思ったままに書けばいい」と言う人も少なくありません。
しかし,多くの子どもにとって,それはかえって難しいことなのではないでしょうか。
手本となるものをたくさん読ませたり,具体的なアドバイスを与えたりしてあげた方がよいように思えます。
もっとも,南多摩などの都立中高一貫校を受検するのでなければ,小学生のうちから上等な作文ができなくてもよい,とも言えます。
中学・高校で学ぶ中で,書き方も話し方も上達させていけばよいと,私は思っています。