こんにちは。個別指導Wam小宮町校です。
石川中学校の第3回定期考査まで,あと5日。
3年生には考査後に「仮内申」が示され,それを踏まえて受験校を判断することになります。
高校は,私立高校と都立高校とに大別されます。
(もちろん国立高校もありますし,高校以外の進路として高等専門学校もあります。)
他の道府県とは異なり,東京都には私立高校が多いので,都立高校に進学するのは受験生の半分強にとどまります。
私立高校と都立高校にはそれぞれ長所があります。
私立高校は,何と言っても充実した施設や設備が魅力です。
郊外に広大なキャンパスを持つ高校もあります。
成績に応じて複数のコースが設けられているので,習熟度に応じた指導を受けられます。
補習や追試などのフォロー体制も充実しています。
教育方針や校風が高校ごとに異なり,男子校や女子校もあります。
留学制度の整った高校,ICT教育に注力している高校など,それぞれの強みが際立っています。
一方,都立高校は,私立高校と比べると圧倒的に自由だと言えます。
校則はあっても拘束力はあまり強くなく,制服を着崩している生徒も少なくありません。
勉強はしつつも部活や行事も存分に楽しむという,バランスの取れた高校生活を送ることができます。
諸費用も含めた学費が安いというのは言うまでもありません。
(ただし,今は私立高校も授業料が実質無償化されたので,その差は小さくなっています。)
都立高校の志望者は,私立高校を併願することになります。
その場合も,内申点等の基準を満たしていれば「併願優遇」が得られるので,合否の心配をする必要はありません。
したがって,都立高校の入試に向けた勉強に専念することができます。
都立高校の推薦入試は「狭き門」です。
したがって,基本的には2月下旬の一般入試に向けて取り組むことになります。
私立高校の志望者は,内申点等の基準を満たせば「単願推薦」が得られます。
これも事実上の確約と言えるので,12月初旬には進路が決まることになります。
私立高校と都立高校。
どちらが良いとか悪いとかいうものではありません。
より充実した3年間を過ごせそうな高校を選んでもらいたいと思います。