こんにちは。
突然だが、ゲームはやってるだろうか。
任天堂『switch』やSony『playstation4(通称PS4)』など、素晴らしいゲーム機に恵まれている令和の日本。
それだけでなく、スマートフォンで遊べる所謂ソーシャルゲームも溢れかえっていて、世はまさに大ゲーム時代。
ゲームを一切しない、という人を探す方が難しいかもしれない。
私もその一人だ。
え? 塾の先生なのにゲームなんてやるのかって?
無論だ。
だって面白いもん。
というわけで、今日は私が幼いころからはまっているポケモンの話をしよう。
ポケモンといえば、真っ先に思い浮かぶのがあの黄色いやつ。
そう「ピカチュウ」だ。
(©ポケットモンスターよりピカチュウ)
◆ゲームとアニメのピカチュウ
ピカチュウといえば、おそらく世界で二番目に有名なネズミであろう。
ポケモンをまったく知らない人でも、ピカチュウくらいは知っている、ということもざらにある。
凡そ共通しているイメージとしては、
・電気を放つ
・主人公の相棒ポケモン
・すばしっこい
といったところか。
すばしっこいイメージがあるのは、そのビジュアルとアニメにおいて「でんこうせっか」という瞬間移動の技を使っていることが要因だろう。
ところで、ポケモンはアニメが有名ではあるが、元々はゲームである。
アニメが人気になってゲームになったのではなく、ゲームが人気になってアニメになったのだ。
当然、ゲームにもピカチュウは存在する。
そしてゲームである以上、ピカチュウのパラメーターがある。
つまりは強さである。
他のゲームで言うところの、攻撃力や防御力などがあるのだ。
ポケモンの場合は、
HP
こうげき
ぼうぎょ
とくこう
とくぼう
すばやさ
の6つがある。
ポケモンはそれぞれ固有の数値を持っていて(通称種族値)、その種族値とレベルをある計算式に当てはめて、実際の攻撃力や防御力を算出しているのだ。
◆ピカチュウと他のポケモンの種族値について
ピカチュウのすばやさの種族値は90だ。
そこに、プレイヤーがそのポケモンを育成するなかで割り振られる基礎ポイント(ボーナスポイントのような数値)を加算して、実際の数値を出す。
ポケモンの対戦は、全員レベル50で統一されるので、ピカチュウのレベル50のときの実数値は、最速で156という数値になる。
この156という数値が速いのか遅いのかという話なのだが、全く同じ速さのポケモンを並べると意外と遅いという印象を抱くだろう。
まずはこのポケモン
(©ポケットモンスターよりルカリオ)
見たことがある人もいるだろう。
ルカリオというポケモンだ。
設定的には生き物の波動を感じ取れるポケモンなので、ネズミ並みに早いのもわからなくはないという印象だ。
つづいては、これ
(©ポケットモンスターよりガルーラ)
ガルーラだ。
見ての通り、子供をポケットに入れたカンガルーである。
ちなみに雌しかゲームに登場しない。(では中の子は一体……)
子供を入れた状態でネズミと同じ速度で走るとは……。
では次に、ピカチュウより早いポケモンを見ていこう。
まずはこいつ
(©ポケットモンスターよりミルタンク)
種族値:100
……え?
乳牛ですけど?
ネズミより早いの??
とはいえ、牛も本気で走れば時速30キロ弱は出るといわれているのでまぁまだわからなくもない。
だが……
(©ポケットモンスターよりフリージオ)
素早さ:105
ピカチュウはおろか、ミルタンクより速い。
なぜだ……。
というか、そもそもこいつはなんなんだ。
分類は、けっしょうポケモンだし、こおりタイプなので雪の結晶がモチーフなのはわかるのだが……。
空から落ちてくる速度はネズミより速いということなのだろうか。
◆ピカチュウは意外と遅い
アニメなどではすばしっこいイメージがあるピカチュウではあるが、意外にも足の速さは大したことはないとわかるだろう。
自然の世界が厳しいようにポケモンの世界も厳しいのだろう。
さて、ここまで勉強の話を一切しないのはなんなので、ゲームにおけるポケモンの計算式を書いておこう。
ポケモンたちのステータスは、以下のように計算されている。
{(種族値×2+個体値(その個体の特有の数値で0が最低で31が最高の数値)+基礎ポイント(最大252まで)÷4)×レベル÷100+5}×性格
(ポケモンはそれぞれ性格があり、性格によってはステータスが1.1倍上がりやすかったり、0.9倍育ちにくかったりする)
例えば、ピカチュウの素早さ種族値90のレベル50の時の数値は、
{(90×2+31+252÷4)×50÷100+5}×1.1
=156.2
ステータスは小数点以下は切り捨てるので、156という数値になるわけだ。
では、ミルタンクやフリージオはどんな数値になるだろう。
試しに計算してみよう。