この時期になると主に中3生から、「英語の長文が読めないので、模試や実力テストで点数が取れません…」という相談をよく頂きます。
長文は配点が大きいですから、長文が読めない=失点が大きい
という事になります。
その結果、「定期テストなら点数取れるけど、実力テストになると平均以下…」
「通知表は4なのに、模擬試験はD判定」などという事が起こります。
このような事態から脱出し、英語の実力を上げていきたいなら、『なぜ長文が読めないのか?』という原因をハッキリと突き止める必要があります。
でも、大丈夫です、難しく考える必要はありません。
長文が読めない原因は、たいてい以下の2つのどちらかです。
原因1:英文法が身についていない
原因2:長文の読み方が身についていない
もちろん「英単語を覚えていない」という原因もありますが、それは本来、中1または中2までにクリアしておくべき事なので、ここでは取り上げません。
少々厳しく聞こえるかもしれませんが、中3生を想定していますので、ある程度の英単語は覚えているという前提で話を進めていきます。
その場合、
原因1:英文法が身についていない
原因2:長文の読み方が身についていない
のどちらかになります。
そして今の時期の中3生を見ると、8割以上は「原因1」です。
ほとんどの生徒がいまだ英文法がアヤフヤなままなので、もし「原因1」に心当たりがあるという方は、今のうちに英文法を固めてしまって下さいね。
8割の生徒は「原因1」ですが、2割の生徒は「原因2」です。
「原因2」の生徒は、こんな状態です。
・英文法に関しては、完璧に仕上がっている。
・それでもなぜか、長文は読めない。
このケースに該当する方は、「長文の読み方」をしっかりと習得する必要がありますね。
学校でキッチリ習う機会があればいいのですが、それもなかなか難しいようで…
教科書の日本語訳ばかりしていては、入試本番で「初めて見る英文」をスラスラと読解していく事は出来ません。
ですから「原因2」に心当たりのある方は、ひとまず「長文の読み方」を習得しようという意識をもつ必要があると思います。
というわけで、「英文法がある程度できる」という前提で英語長文の話をしていきます。
「英文法の復習」をズルズルと後回しにしてきた中3生は、今のうちに英文法を復習してマスターしておいて下さいね。
冬休みに入ってからでは遅いので、この時期がラストチャンスです。
(10月末までに、1つでも2つでも 英文法を復習しておきましょう。)
2020年も残り2ヵ月半という現実を見つめながら、動いていきましょうね。