皆さんこんにちは。 個別指導Wam脇浜校です。
ようやく秋らしい日が多くなってきました。
このご時世なかなか外出はできませんが、そろそろ街路樹も色づき始めました。
脇浜校のある泉州地方では例年通りなら、秋祭りでなんとなく浮足立つ季節でもあります。
その秋祭りも今年は中止の所が多くなんとなくもの寂しく感じてしまいます。
さて、皆さんは漢字の意味について考えた事はありますか。
同じ読みの漢字でも漢字によって意味合いが違う事が多々あります。
いわゆる同音異義語と言われるものですが、文章を作成する際どの漢字を使うべきか迷うこともあるかと思います。
そんな時は少し深呼吸して文章や漢字それぞれの意味合いをよく考えてみて文章に当てはめてみて下さい。
そうすると判別しやすくなると思います。
それはそうと、最近よく耳にする同音異義の漢字を使った言葉でなるほどと思った言葉があったので紹介をしておきます。
「型破り」と「形無し」について。
意味は
「型破り」 一般的、常識的な型や方法にはまらないこと。また、そのようなやり方であるさま。
「形無し」 本来の形を損なうこと。跡形のないこと。また、そのさま。
どちらも同じ「カタ」と読む漢字を使用しますが、意味はかなり違います。
「型破り」の方の「型」はきまったやり方や慣習の意味があり、どちらかというと物事の基本という意味合いがあります。
一方、「形無し」の方の「形」は物の姿やかたちを意味し、物事の状態や存在そのものを表す意味合いがあります。
有名な歌舞伎役者(18代目中村勘三郎さん)の言葉で「型があるから型破り。型が無ければ、それは形無し。」というのがありますが、まさにその通り。
基本的な「型」を身につけてこそ始めて可能になるのが「破る」という行為であり、その基本すら身につけられずにいるのに出来る気になって失敗してしまい、姿「形」すら「無く」なってしまうくらい恥ずかしい結果になる意味と捉えてもいいかもしれません。
これは歌舞伎などの芸事の世界だけの事ではなく、日々の勉強にもいえる事ではないでしょうか。
やはりどんな場面においても基礎は大事という事なのでしょう。
さて、皆さんは「型破り」の意味を取り違えて「形無し」にはなっていないでしょうか?
特に基礎問題の勉強が「面倒くさい」と感じてやるのが億劫になっている人は今一度この二つの言葉の意味をよく考えてみて下さい。
当脇浜校ではまだまだ生徒の募集をしております。
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