大形木戸校です。
初の共通テスト受験を控える高校生の指導をするなかで、
これからの教育について考えることがあります。
共通テストは「思考力・判断力・表現力」を旗印に、
問題の性質がガラッと変わることが見込まれています。
定型のパターン問題の解き方をマスターすればとりあえず大丈夫、
というわけにはいかなくなるでしょう。
「思考力・判断力・表現力」を養成するには。
まずは問題を正しくとらえる読解力をつけることが基礎の基礎となります。
では国語を勉強すればよいのかというとそうではありません。
国語の記述問題を解いてみて、自分の解答が正解なのかの判断ができない
と感じるのであれば、なおさらです。
腕まくりして読書をしても、本の内容を誤解せず正しく捉えられなければ
あまり効果はないでしょう。
基礎読解力とは国語の問題ができる、という意味ではないのです。
むしろ国語は応用編です。
答えは、「教科書を正しく読める力」のこと。
リーディング・スキル・テストは科学的な根拠にもとづいてそれを測定してくれるそうです。
大手予備校で受検できるようなので来年2月に受けてみようと予定しています。
まずは自ら実験台に。楽しみです。
近藤
リーディング・スキル・テストについて(教育のための科学研究所)
https://www.s4e.jp/about-rst