台風と聞いて、どんな形をイメージしますか?
上から見ると、中心に台風の目と呼ばれる穴のある白い円形です。
では横から見ると、どんな形でしょうか?
中学校の理科の教科書に、台風の図が書いてあります。
たくさんの雲が大きな塊(かたまり)になっています。
例えるなら、その形は大きなケーキのように見えます。
しかし、台風のおおまかな形は、ホールケーキではありません。
ここで、いきなりドラえもんの登場です。
ドラえもんのスモールライトを使って、
台風を小さくしていくと、なんとCDのような形になります。
テレビの台風の解説で、
縦にモコモコと伸びている積乱雲が塊となり、
それらが台風にになっているのを、見たことがあります。
そのため、台風というと、
モコモコとした雲が集まった、わたあめのようなイメージがあるかも知れませんが、
実際には、うすっぺらなCDなのです。
模式図は、確かに分かりやすいのですが、
それが本当の姿を表しているとは限りません。
知らず知らずのうちに、誤ったイメージを持ってしまうこともあります。
気を付けていきたいですね。
中山校 渡辺